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東京五輪 福島のソフトで開幕、IOC理事会 競技日程決まる

2018年07月19日 05:30

五輪

東京五輪 福島のソフトで開幕、IOC理事会 競技日程決まる
IOC理事会で東京五輪の準備状況を報告後、取材に応じる大会組織委の森会長(左)と武藤事務総長 Photo By 共同
 20年東京五輪パラリンピックの大会組織委員会は18日、スイス・ローザンヌで行われた国際オリンピック委員会(IOC)理事会で、五輪の競技日程の大枠を提案し、承認された。野球・ソフトボールはソフトボールが前半、野球が後半の実施となった。7月24日の開会式に先立ち、同22日午前10時に福島県営あづま球場で行われるソフトボールの日本戦で競技が始まる。また、猛暑を避け、マラソンなど屋外競技を可能な限り早朝に配置したことも特徴となった。
 ソフトボールの日本戦で復興五輪が開幕することになった。同じ横浜スタジアムと福島県営あづま球場を使用する野球とソフトボールは、準備などのために公式戦の中断期間が長くなることを懸念する日本のプロ野球側が要望した通り、ソフトボールを先に実施。開会式2日前の7月22日午前10時に福島で日本戦が行われる。

 調整が難航していた野球の実施方式は組織委と世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が合意。1次リーグは組織委案を維持しつつ、試合数を計16試合に増やす譲歩案で折り合った。野球も7月29日に福島で開幕戦の日本戦を行う。

 水泳は米国向けのテレビ放送に合わせて競泳を午前決勝とするかどうか意見がまとまらなかった。18日の理事会直前まで決着を模索する動きが続いたが合意できず、調整の難しさを浮き彫りにした。

 また、猛暑を避け、マラソンなど屋外競技を可能な限り早朝に配置した。マラソンは8月2日の女子、最終日の同9日に行われる男子とも午前7時スタートに早めた。人気競技のバランスを考慮し、招致段階で前半に予定されていたレスリングは後半での実施となった。来春予定の入場券の一般販売開始に向け、今後は種目ごとの詳細な日程を策定する。

 ▼森喜朗・東京五輪・パラリンピック組織委員会会長 開幕2年前を目前に、今後の大会準備においても重要な節目を迎えられたことを大変うれしく思う。これまでにないほどの熱気にあふれた大会になると確信している。

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