稀勢 流血気づかず必死寄り切り、29年ぶり3横綱4連勝発進
2018年09月13日 05:30
相撲
![稀勢 流血気づかず必死寄り切り、29年ぶり3横綱4連勝発進](/sports/news/2018/09/13/jpeg/20180913s00005000007000p_view.jpg)
「まあ、しっかりやりました」と振り返った一番は、我慢を強いられた。けんか四つの相手に差し勝って左四つに組み止めながら、先に右上手を許した。それでも、巧みに上手を切って逆に右上手を引いた。横綱昇進後、200キロ超の相手は逸ノ城と対戦しただけだったが、2度とも敗れていた。1枚まわしを離さずに胸を合わせ、過去11戦負けなしだった相手に勝ちきった。
不安がないわけではない。八角理事長(元横綱・北勝海)は「魁聖の攻めの遅さに救われた。馬力がないから苦戦する」と分析した。それでも、必死な相撲で勝ち続けていることには「今場所は内容うんぬんよりも結果。こういう相撲を取ると、場所が稽古というわけじゃないけど良くなってくる」と話した。
苦しみながらも白星を挙げると、白鵬、鶴竜も続いた。昭和以降、3横綱の初日からの4連勝は10度目だが、平成では89年(平元)春場所で北勝海、千代の富士、大乃国が11連勝して以来、2度目。相次ぐ休場で横綱不在となった名古屋場所から一転、3横綱が踏ん張っている。
他の横綱の話を振られると「一日一番、しっかり集中してやっていきたいと思う」と答えた。横綱在位10場所目。年上の先輩横綱より先に、土俵から去るわけにはいかない。
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