通算18勝の藤田 石川遼から流れ変わった 日本一を決める舞台、初優勝だから勝てない時代ではない

2018年10月13日 18:21

ゴルフ

通算18勝の藤田 石川遼から流れ変わった 日本一を決める舞台、初優勝だから勝てない時代ではない
<日本オープン3日目>15番、ティーショットを放つ藤田寛之(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 日本オープン 第3日 ( 2018年10月13日    横浜CC=7257ヤード、パー71 )】 稲森佑貴(24=フリー)が67と伸ばし通算11アンダーで日本一に王手を掛けた。3打差の2位に竹安俊也(26=COZY)が続き、4打差の3位に藤田寛之(49=葛城GC)らがつけている。
 最終18番パー3。藤田はティーショットを左バンカーに入れ、2メートルまで寄せるも、惜しくも外しボギーを叩いた。首位の稲森との差は4打に広がり、V争いから一歩後退した。「パーで終わりたかったんですけどね…。残念です」と言いながらも、表情はさばざばとしていた。

 「(日本)タイトルどうのこうというのは現時点では自分の頭の中には全くありません。(最終日の)残り5ホールくらいまで来て、届きそうなら考えるでしょうけど。今の雰囲気ではそんな感じはないので」

 初日に大会初の6連続バーディーを決めて首位スタートを切ってから2連続のパープレー。「6連続バーディーで今週は持っているのですが、少しずつでもいいので、スコアを伸ばしていけるのが本当はいいと思います」と苦笑いする。

 今季はショットの不振で調子を崩し、賞金ランクも67位と低迷。97年から続く賞金シード獲得に黄色ランプが灯っている。「一個一個クリアすべき目標が一段ずつある。まずは予選を通って次はシード権。上に行けば行くほど上の目標に向かって行くんでしょうけど、日本オープンのタイトルは5段くらい上なので。自分は今3段目か3段目にいます」

 そんな復調途中の自身とは対照的に、日本一のタイトルに最も近い位置にいるのが稲森、竹安といういずれもツアー未勝利の20代の若手。彼らが未知のプレッシャーとタイトルの重みに押しつぶされる可能性もなくはないが「今は初優勝だからって、勝てないという時代ではない。石川遼くらいから流れも変わってきているし、勝っていない人でも優勝争いは経験しているので、強くてうまい子はいますから」と話していた。

おすすめテーマ

2018年10月13日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム