キャディーに関する新規則 欧州ツアーで違反 賞金1000万円分の損

2019年01月29日 15:47

ゴルフ

キャディーに関する新規則 欧州ツアーで違反 賞金1000万円分の損
パットのラインを読む李昊桐とキャディー (AP) Photo By AP
 ゴルフでは2019年1月1日から新規則が施行され、キャディーに関しては、プレーヤーの後方に立ち、アライメントを確認する行為が禁止されることになった。
 規則10・3b(3)により、キャディーは次の行動が認められない。「プレーヤーがストロークのためにスタンスをとり始めてからそのストロークを行うまでにプレーの線の球の後方延長線上やその近くに故意に立つこと」。

 27日にUAEのドバイで行われた欧州男子ツアー、ドバイ・デザート・クラシックの最終ラウンドで、李昊桐(リ・ハオトン、23=中国)は最終ホールをバーディーでホールアウト。通算16アンダーの3位タイと好成績で大会を終えたかに思われた。

 しかし、この最終ホールのバーディーパットの際、規則10・3b(3)に違反していたことが判明。2打罰となり、通算14アンダーの12位タイに結果が訂正された。放送局が捉えた映像では微妙なところ。李昊桐がスタンスをとる直前にキャディーが球の後方延長線上から外れたようにも見える。

 ただ、裁定は変わらず、トップ10フィニッシュを逃した李昊桐。3位タイと12位タイでは、賞金10万ドル(約1090万円)近くの違い。1フィート(約30センチ)ほどの短いパットだっただけに、悔やまれる規則違反となった。

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