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【玉ノ井親方 視点】貴景勝 前日の反省踏まえ意識した低い立ち合い

2019年03月23日 09:00

相撲

【玉ノ井親方 視点】貴景勝 前日の反省踏まえ意識した低い立ち合い
大相撲春場所13日目>低い立ち合いを意識し前に出る貴景勝(右)(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所13日目 ( 2019年3月22日    エディオンアリーナ大阪 )】 貴景勝は前傾姿勢を保って足が前によく出ていたのが勝因だね。高安が狙っていた左差しも右でおっつけて防いだ。前日の豪栄道戦は右を差されて動きを止められたけど、この日はその反省を踏まえ、意識して低い姿勢で当たっていったように見えた。加えて高安はかち上げ気味に当たってくるから腰が浮く。そうなると、貴景勝は上背がない分、逆に下からおっつけるような当たりができる。もちろん、前日負けて気合も入っていたと思うけど、相撲の流れも良かったんじゃないかな。これでまたいいリズムを取り戻すことができたはずだよ。
 14日目は逸ノ城戦。先場所は一気に押し切ったけど、今場所の逸ノ城は腰が重い。向こうは右差しを狙って、少し前に出てから引いてくるはず。貴景勝はとにかく低い姿勢で足を前に出していきたいね。(元大関・栃東)

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