×

元幕内・東龍が国技館で断髪式 照ノ富士ら250人のはさみに感謝の涙

2024年09月28日 16:31

相撲

元幕内・東龍が国技館で断髪式 照ノ富士ら250人のはさみに感謝の涙
師匠の玉ノ井親方の止めばさみで大銀杏に別れを告げた元東龍 Photo By スポニチ
 昨年12月に引退した大相撲の元幕内・東龍のサンドゥイジャブ・トドビレグ氏(37)が28日、東京・両国国技館で断髪式を行った。入門時の師匠、先代玉ノ井親方(元関脇・栃東)、横綱・照ノ富士、大関・豊昇龍ら約250人がはさみを入れた。
 トドビレグ氏は式に先立って行われた「東龍最後の一番」に締め込み姿に臨み、長男のオリギローンくん(12)に胸を出した。「これで最後になるんだな」と感慨深げ。断髪式では師匠の玉ノ井親方(元大関・栃東)の止めばさみで大銀杏(おおいちょう)に別れを告げた。あいさつでは「ケガでいろいろあった相撲人生でしたが、こんなにたくさんの人にはさみを入れてもらって」と話すと言葉に詰まった。涙は止まらず「後援会の方々、応援してくる皆様、親方、おかみさん、先代親方、先代のおかみさん、支えてくれた人に感謝の気持ちでいっぱいです」とあいさつし、万雷の拍手を浴びた。

 モンゴル・ゴビアルタイ出身。九州情報大から玉ノ井部屋に入門し、2009年初場所で初土俵を踏んだ。13年夏場所に新入幕。右ヒザの大ケガで苦しんだが、長く関取を務め最高位は前頭11枚目で幕内在位は11場所。「さみしいというよりは頭が軽くなった」と話し「ケガがあったからこそ、ここまでやれたと思う。自分自身には“良く頑張った”と言いたい。本当に幸せでした」と15年間の現役生活を振り返った。

 今後は「日本とモンゴルの架け橋になりたい。日本のいいものなどをモンゴルに届けたい」と貿易関係の仕事に就く予定。

この記事のフォト

おすすめテーマ

スポーツの2024年09月28日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム