セメンヤ 女子800大差つけV、国際陸連新規定と闘う

2019年05月05日 05:30

陸上

セメンヤ 女子800大差つけV、国際陸連新規定と闘う
陸上ダイヤモンドリーグ開幕戦の女子800メートルで優勝したセメンヤ(AP) Photo By AP
 【陸上 ダイヤモンドリーグ ( 2019年5月3日    ドーハ )】 女子800メートルは16年リオデジャネイロ五輪金メダルのキャスター・セメンヤ(28=南アフリカ)が今季世界最高の1分54秒98をマーク。2位に2秒77の大差をつけ優勝した。男性ホルモンのテストステロン値が高い女子選手の出場資格を制限する国際陸連の新規定を巡り議論が巻き起こっている中、五輪2連覇中の力を見せつけ「私の前に壁があるならそれを跳び越える」と力強い言葉を発した。
 新規定は不当としてスポーツ仲裁裁判所に撤回を求めて提訴したが、1日に退けられた。8日から規定が適用されると、テストステロン値を薬などで基準以下に下げなければ400メートル~1マイルで国際大会に出場できなくなる。ロイター通信などによると「絶対にやらない」と断固否定した。

 値を下げる必要がない長距離種目への転向も取り沙汰されるが「私はどこにもいかない。誰も私が走るのを止めることはできない」と否定的。「法律家が、私がトラックへ戻れるよう力を尽くしてくれると信じている」と、規制と闘う姿勢を示した。

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