三宅 右太腿負傷 涙の棄権「ぱちっと音が」五輪へ不安

2019年05月25日 05:30

重量挙げ

三宅 右太腿負傷 涙の棄権「ぱちっと音が」五輪へ不安
全日本重量挙げ第1日 女子49キロ級ジャークの1回目で体勢を崩す三宅。右脚を負傷して棄権した Photo By 共同
 【重量挙げ 全日本選手権第1日 ( 2019年5月24日    岩手県奥州市・江刺中央体育館 )】 女子49キロ級の三宅宏実(いちご)がジャークの試技で右脚を負傷して棄権した。糸数加奈子(自衛隊)がトータル173キロで優勝した。
 バーベルを首のあたりまで持ち上げた瞬間に力を抜き、へたり込んでしまった。五輪2大会連続メダルの三宅が、ジャークの1回目で右太腿を負傷し棄権。「ぱちっと音がした。途中でやめてしまい、支えてくれた方に申し訳ない」と涙をにじませた。スナッチで2位の79キロを挙げたが、ジャークで100キロに挑むと体が悲鳴を上げた。東京五輪の出場権を得るには今季、多くの国際大会に出ることが必須。2月と4月に海外へ遠征した33歳は「体が強い選手が生き残っていく。私は3試合目で壊れた。ショックだが、これも力に変えたい」と前向きな言葉を絞り出した。

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