土性沙羅 世界選手権の壮行会で意気込み「優勝して、オリンピックにいけるようにしたい」

2019年08月02日 16:55

レスリング

 レスリングの世界選手権(9月、カザフスタン)女子68キロ級に出場するリオデジャネイロ五輪金メダルの土性沙羅(24=東新住建)の壮行会が2日、愛知県名古屋市内で開かれ、メダル獲得で決まる東京五輪代表内定を誓った。
 昨年は左肩を手術し、苦しい1年を乗り越えた。2年ぶりの世界選手権へ「世界で戦うのは久しぶりで不安はある。それをはねのけるくらいの気持ちで優勝して、オリンピックにいけるようにしたい」と意気込んだ。

 さらにチームメートでリオ五輪48キロ級金メダリストの登坂絵莉(25)、伊藤彩香(26)も出席し、手紙を読み上げて激励した。ともに世界選手権出場を逃し、登坂は「手術後は一番苦しく悩んでいたように見えたけど、そんな時期を乗り越えた沙羅は絶対に強い。本音を言えば一緒に世界選手権に行って戦うことが一番のエールになったかもしれないけど、それができない分、応援にぶつけたいと思う」とエール。伊藤も「沙羅がより良い状態で試合に臨めるように、世界選手権、オリンピックまでマッサージでも話し相手でもどんなことでもサポートしたい」と思いを伝えた。

 背中を追ってきた先輩2人の言葉に、土性は涙で声を詰まらせながら「先輩方に本当に支えられてここまで来られた。一緒にオリンピックに行きたい。2人に金メダルをかけてあげられるように頑張ってきます」と決意を新たにした。

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