奈良勇太 3回戦で敗れるも敗者復活戦に回り五輪代表に望み

2019年09月15日 21:59

レスリング

奈良勇太 3回戦で敗れるも敗者復活戦に回り五輪代表に望み
<レスリング世界選手権2019・1日目>男子グレコローマン97キロ級3回戦、試合に敗れ、がっくりの奈良(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【レスリング世界選手権第2日 ( 2019年9月15日    カザフスタン・ヌルスルタン )】 東京五輪予選を兼ねて男子グレコローマンスタイルが行われた。五輪階級の97キロ級は奈良勇太(23=警視庁)が3回戦で敗れたが、16日の敗者復活戦に回ることが決まり、五輪代表に望みをつないだ。
 3回戦は昨季王者のエブロエフ(ロシア)に1分55秒でフォール負け。グラウンドから豪快に投げられ、抑え込まれた。「持ち上げるスピードとそこからのはね上げは今まで経験したことがなかった。これが世界チャンピオンの力なのかと思った」と完敗を認め、「あのリフト技は国内でできる選手はいないので良い勉強になった」と振り返った。

 今年で3年連続の出場。過去2年は初戦敗退しており「僕が代表だったこの間は世界で勝てていなくて、凄く悔しい思いをした」と期する思いは強い。同期には17年世界王者で今大会60キロ級に出場する文田健一郎(23=ミキハウス)らがおり「今回はまず自分が、という気持ちが強くて、気合が入っていました」という。五輪内定の3位につながる敗者復活へ「重量級も負けないくらいキツい練習をやってきたので、それを出せれば」と力を込めた。

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