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【砂村光信のMust See】“初先発”右PR・具の「低いディフェンス」効果的

2019年09月28日 08:46

ラグビー

【砂村光信のMust See】“初先発”右PR・具の「低いディフェンス」効果的
アイルランド戦で今大会初先発の具(左)(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯2019 28日アイルランド戦 】 今大会初先発の右プロップ・具ジウォンに注目してほしい。とにかく真面目で謙虚な彼の武器はスクラムとディフェンスでの「低さ」だ。
 アイルランドに勝つにはセットプレー、特にスクラムで押されていては始まらないが、具はロシア戦で先発したヴァルより低く組むことができる。アイルランドは日本の地元とあって、この試合では反則を取られないようにスクラムをまともに組んでくると思う。もちろん、まともに組んでも強いが、低い姿勢で粘る具なら耐えられる。また、ゴール前の攻撃で1人目が頭を下げて突っ込んでくるアイルランドを止めるには、それよりも低くタックルに入らないといけない。相手の上半身を抱えて倒すヴァルよりも具の低いディフェンスの方が効果的だ。

 アイルランドでは1メートル91の大型WTBストックデールを警戒したい。空中戦の強さやパワーとスピードを兼ね備えたランだけでなく、欧州6カ国対抗でもたびたび見せていた、長身を生かしたインターセプトに要注意だ。松島のトイ面なので、松島にボールを渡そうとフワッとした高いパスを放ると狙われる。適切なポジショニングや空いたスペースの指示など、攻守全ての場面で選手同士のコミュニケーションがいつも以上に重要となる。(元U―23日本代表監督)

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