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【ONE TEAM】立花陽三・楽天球団社長 キックが重要!!田村選手が決めて勝つ

2019年09月28日 09:00

ラグビー

【ONE TEAM】立花陽三・楽天球団社長 キックが重要!!田村選手が決めて勝つ
ラグビーへの熱い思いを語る立花陽三社長 Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯2019 28日アイルランド戦 】 今大会は日本ラグビー界の10年、20年後が懸かっているといっても過言ではありません。最後まで諦めない姿を見せて、それが日本中の感動を生み、ラグビーは素晴らしいスポーツなんだと思わせてくれれば最高です。
 私は小学2年生の時にラグビーを始めましたが、ラグビー人生の中でも慶大の4年間はとにかく練習が厳しかった。ただ、その経験が仕事の原動力となっており挑戦しようという気力を今でも維持できています。

 ビジネスにも生きています。その一つが人脈。中でも宿沢広朗さん(元日本代表監督)には感謝しきれません。住友銀行に入られた後も日本代表の選手としてプレーされて、銀行マンでありながら監督をやられてスコットランドを破った。経済界においてもずっと成功され、ビジネスマナーから遊び方を含めいろいろ教わりました。その他にも例えば同じ大学では持田昌典さん(ゴールドマン・サックス証券社長)や玉塚元一さん(デジタルハーツHD社長)らいろいろな方から影響を受けました。

 15年W杯での南アフリカ戦の勝利もあり、アイルランドは確実に日本をマークしているでしょう。ラグビーは番狂わせが非常に少ないスポーツですし、拮抗(きっこう)して、初めて勝機が見えてくる。その意味で重要なのはPGやDG。私もSO兼キッカーをやっていましたのでキックの難しさは十分に理解しているつもりです。重圧に負けず、SO田村選手がどれだけ決めてくれるか。彼は世界でも通用すると思います。7月27日のフィジー戦ではゴール手前約5メートルからチップキックでトライを演出した。あれを日本人でできるんだと驚がくしました。ぜひ、チームの勝利に貢献してほしいですね。

 ◆立花 陽三(たちばな・ようぞう)1971年(昭46)1月10日生まれ、東京都出身の48歳。成蹊小2年でラグビーを始める。同中、同高を経て慶大ではSOとして活躍。卒業後、94年にソロモンブラザーズ証券に入社した。その後、ゴールドマン・サックス証券を経て、10年にメリルリンチ日本証券に入社。11年に同社常務執行役員となり12年8月に楽天野球団の代表取締役社長に就任した。17年10月からはJ1神戸の社長も兼務する。

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