刑事、交通事故乗り越え3年ぶり表彰台「少しずつ成長できている」

2019年10月28日 05:30

フィギュアスケート

刑事、交通事故乗り越え3年ぶり表彰台「少しずつ成長できている」
男子フリー、演技をする田中(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケートGPシリーズ第2戦  スケートカナダ最終日 ( 2019年10月27日    カナダ・ケロウナ )】 SP5位発進の田中刑事(24=倉敷芸術科学大大学院)は、自己最高169.91点でフリー3位。合計3位に食い込み、16年NHK杯以来となるGPシリーズの表彰台となった。攻めの4回転3本構成。後半のトーループは3回転となったが、序盤のサルコーを2本決めた。「シャーロック・ホームズ」を演じ切り、「1個また階段を上がれたのかな」と納得した表情を見せた。
 アクシデントを乗り越え、一皮むけた。22日のタクシー乗車中に交通事故に遭遇。大きなケガはなかったが、「言い訳にしたくないというのが一番あった」と明かした。ここ一番で好演技を見せ「少しずつ成長できている部分が感じられるので今こうして現役を続けている」と実感を込めた。

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