オムニアム世界女王、梶原悠未が帰国 憧れジャージー着込み一夜「本当にうれしい」

2020年03月03日 17:18

自転車

オムニアム世界女王、梶原悠未が帰国 憧れジャージー着込み一夜「本当にうれしい」
<自転車トラック世界選手権帰国>母・有里さん(右)と金メダルを手に笑顔の梶原悠未(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 自転車トラック種目の世界選手権(ドイツ・ベルリン)の女子オムニアムで初優勝を飾った梶原悠未(22=筑波大)が3日、成田空港に帰国。競技歴わずか7年で日本勢初の世界選手権女王という偉業を成し遂げ、「本当にうれしい気持ちでいっぱい」と実感を込めた。
 レース後は世界選手権の優勝者にのみ与えられるジャージー「マイヨ・アルカンシエル」を着込んで寝たという。朝起きて「ノドから手が出るほどほしかった」という栄光のジャージーを着た自分の姿を見て、優勝の実感もわいた。

 帰国の途に就いた航空機内では、世界選手権で走ったオムニアム4種目の映像をそれぞれ3度ずつ見て復習。世界選手権制覇を成し遂げた今だから「東京五輪ではオムニアムで必ず金メダル獲得を実現したい」と堂々と言った。既に気持ちは東京五輪へ切り替わっていた。

 レース翌日の2月29日は二人三脚で歩んできた母・有里さんの誕生日。1日早く帰国していた有里さんは、最高のプレゼントを贈ってくれた孝行娘の帰国を出迎えた。東京五輪代表初選出を確実とし、正式な内定が出るのは4月上旬。今後は持ち前の持久力だけでなく、スピード強化にも着手する。「母と世界一になりたい」という夢を果たし、次は東京五輪金メダルに挑む。

おすすめテーマ

2020年03月03日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム