全柔連、専務理事もコロナ陽性…感染者計12人、15日五輪代表問題審議に影響も
2020年04月13日 05:30
柔道
今後焦点となるのは、15日に予定される常務理事会の開催可否だ。当日は1年延期となった東京五輪について、全14階級中13階級で内定している代表選手の扱いや、唯一決まっていない男子66キロ級の選考方法などが審議される予定。全柔連は常務理事会に関する規定で専務理事の出席を成立要件に挙げていないものの、審議に支障が出るのは間違いない。
五輪代表内定者からは早期決着を求める声が上がる一方、拙速に判断が下されれば、今後に禍根を残しかねない。職員39人中、発熱症状を訴えたのは実に26人。検査で陽性となったのは12人というクラスター(感染者集団)化した全柔連は、間違いなく岐路に立たされている。
◆全柔連クラスター化経緯
☆3月30日 事務局を原則閉鎖し、職員の在宅勤務へ移行。期間は4月10日までと発表
☆同31日 講道館で新型コロナウイルス感染症対策委員会を開催。中里専務理事、金野強化委員長らが出席。同日午後に全日本選手権などの延期が決定
☆4月1日 中里氏が最後の事務局勤務
☆同4日 事務局勤務の男性職員1人の陽性判定。初の感染者。翌5日に発表
☆同6日 事務局などの消毒が完了
☆同7日 男性職員1人(2人目)、女性職員1人(3人目)の感染を発表。事務局閉鎖を5月6日まで延期
☆同8日 男性職員1人の感染を発表(4人目)
☆同9日 男性職員1人の感染を発表(5人目)
☆同11日 男性職員3人の感染を発表(計8人目)
☆同12日 中里氏ほか男性職員2人、女性職員1人の感染を発表(計12人目)
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