日本重量挙げ協会が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける東京五輪代表候補選手19人に対して各10万円の支援金を支給したことが9日、分かった。
新型コロナを巡って競技団体が選手に金銭的な支援をするのは異例。選手は東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで通年の合宿を行ってきたが、新型コロナの流行で現在は利用できない状況になっている。合宿時にはかからない食費や自宅で練習するための器具購入など、選手の出費が増えている状況に対応した。理事にはメールやファクスで連絡を取る形で報告し、今後の理事会で事後承認を取る。三宅義行会長は「緊急事態。協会もただ頑張れと言うだけでなく、少しでもサポートしたかった」と話した。