初の女性スポーツキャスターが死去 元ミスアメリカのフィリス・ジョージさん 70歳

2020年05月18日 14:00

スポーツ社会

初の女性スポーツキャスターが死去 元ミスアメリカのフィリス・ジョージさん 70歳
1976年、スポーツキャスターを務めていたころのフィリス・ジョージさん(AP) Photo By AP
 1971年にミス・アメリカに選出され、その後、米国初の女性スポーツキャスターとなったフィリス・ジョージさんがケンタッキー州レキシントンの病院で死去。70歳だった。14日に死去したことを家族が公表したもので、ジョージさんは赤血球が増加する「多血症」と闘病中だった。
 ジョージさんはテキサス・クリスチャン大時代にミス・テキサスとミス・アメリカに選出され、1975年からCBSの「NFL・TODAY」で米国初の女性スポーツキャスターに抜てきされた。自ら志願しての“就職”で、「男性にしかできない」という周囲の雑音にもめげずメディアにあらたなジャンルを開拓するパイオニアとなった。スーパーボウルでMVPにもなった元ジェッツのQBジョー・ネイマス氏(76)といったスーパースターたちに1対1でインタビューを行うなど選手以上に?人気を呼んだ女性キャスター。同番組は78年にいったん降板したが、80年に復帰して83年まで出演しており“NFLの顔”としての役割も果たした。

 私生活では1977年にハリウッドのプロデューサーと結婚したがすぐに離婚。79年になってケンタッキー・フライド・チキンの創設者でケンタッキー州の元州知事、さらにNBAセルティクスのオーナーなどを務めたジョン・Y・ブラウン氏(86)と再婚し。98年まで結婚生活は続いた。CBSでは「モーニング・ニュース」や競馬番組も担当。幅広い知識を披露して存在感を示した。

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