吉田優利 ケガに苦しみ高まったプロ意識 “ホットスポット”で日々刺激「自分も頑張んなきゃ」
2020年06月11日 05:30
ゴルフ
コロナ禍で開幕が遅れた1年目。毎日計測する体重と体脂肪率の変化を見て、「最小限に収まっている」と自身の体と向き合う。試合勘を養うため、ゴルフ場でラウンドする際に打つボールは1球のみ。2、3球と練習する選手も多いが「ミスしたら次はどうすれば良いのかを覚えなきゃいけない。続けることでミスの把握ができるようになった」。高い意識で調整を続ける。
期待の“ミレニアム世代”の一人。所属するマネジメント事務所には有村智恵、渋野日向子ら、師事する辻村明志コーチ門下には上田桃子、小祝さくららがいる。女子ゴルフ界を代表する2つの輪が重なる“ホットスポット”で日々刺激を受けている。「自分も頑張んなきゃって気持ちになれます」
ケガの印象が強い昨年だったが同大会での経験も忘れていない。実力者が競い合う国内最高峰の舞台、JLPGAツアー。「あの試合の感覚をもう一度」と、開幕を思い描く。
◆吉田 優利(よしだ・ゆうり)2000年(平12)4月17日生まれ、千葉県市川市出身の20歳。日本ウェルネススポーツ大在学中。10歳からゴルフを始め、千葉・麗沢高3年時の18年に日本女子アマと日本ジュニアを制してアマ2冠を達成。昨年5月には海外メジャー、全米女子オープンに出場した。名前の由来は「優しく有利に育ってほしい」。プロテスト12位、QT20位。1メートル58、58キロ。血液型O。