法大は後半勝負のレースプランで8位 6年連続の箱根路

2020年10月17日 16:30

駅伝

法大は後半勝負のレースプランで8位 6年連続の箱根路
予選会8位で本選出場を決め、喜ぶ法大の選手たち(代表撮影) Photo By 代表撮影
 【第97回東京箱根間往復大学駅伝予選会 ( 2020年10月17日    東京・陸上自衛隊立川駐屯地周回コース )】 法大は10時間33分31秒の8位で6年連続81度目の本大会出場を決めた。チームトップで15位の鎌田航生(3年)は「通過できて安心した。前半突っ込んだ選手が後半落ちてくることを予想してチーム全体の戦略を立てたことが予選通過の要因」と胸を張った。
 ヒヤヒヤの展開も作戦通りだった。坪田智夫監督の「前半突っ込んだ選手は落ちてくるから、10キロは余裕を持ってイーブンで様子を見ながらやっていこう」という後半勝負のレース展開を全員が遂行。10キロ通過時点で中継に表示される15位以内に法政の文字はなく、坪田監督は「名前がなかったので焦りはゼロではなかった」と苦笑いしたが、「12番目の選手も余裕があったのでペースアップできると感じていた」とうなずいた。

 期待に応えた鎌田も「順位はもう少し上を狙いたかったけど、タイムも指示通りに走れた」と納得の表情だ。今年は恒例の夏合宿を新型コロナウイルスの影響で行えなかったが、練習からレースを想定した高い意識を保つことでチームの底上げを図り「不安はなかった」と強調した。

 チーム2位の清家陸(3年)は「絶対4年生に本戦を走ってもらいたいと思っていたので通過できてうれしい」と笑顔。前回大会の山登りの5区で4位だった青木涼真に憧れており、先輩が卒業した今は後継者に名乗りを上げる。「青木さんの世代はとても強くて頼れる存在だったので、その穴を埋めようとチーム全体でやってきた。少しでも近付けるように、今年こそは5区を走って区間上位で帰ってきたい」と本番へ闘志を燃やした。

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