白鵬「気分がいいね」御嶽海を圧倒22勝1敗!関取と3カ月ぶり実戦稽古再開
2020年10月20日 15:38
相撲
意識したのは「相撲勘、土俵勘、押していく、離れていく、その土俵の中の円の動きというのかな。縦と横だけじゃなくね」ということ。四つに組み止めて寄り切る相撲だけでなく、裾払い、蹴手繰りなど足を飛ばす相撲もあり、足取りまで披露した。「余裕もあるだろうけど、そういった足が出てるというのが、痛みが少しずつ消えていっているという証拠かもしれない」と自己分析した。
ただ、右膝は回復してきているが、完治には至っていないという。「ケガというのは、その人がケガしないと分からないものがある」。約2週間前の稽古始めの翌日は「久しぶりに稽古して腫れ上がった」とあって「今日の夜寝て、起きてから。明日の朝、不安であり、大丈夫かなというのもある」と話した。
白鵬の指名を受けた御嶽海は「自分の相撲を取ろうと思ったが、横綱のペースで取られた。勝てなかった」と振り返った。春場所以降は出稽古が禁止だったため、部屋の関取が1人だけの御嶽海は合同稽古で久しぶりに関取との稽古ができている。「プラスだと思う。いつもなら巡業の時期なので、関取衆とやっている、やっていないで変わってくると思うし、気持ちが引き締まる。いい刺激をもらって、番付発表後の稽古にも気合が入るんじゃないかと思う」と捉えている。周囲からは稽古嫌い見られており、白鵬からは「稽古し過ぎると雪が降るぞ」と言われたという。それを引き合いに出し「雪が降らない程度に頑張りたい」と奮起を誓っていた。
新大関の正代(28=時津風部屋)は幕内の逸ノ城(27=湊部屋)、碧山(34=春日野部屋)と計10番取って2勝8敗。「ちょっといかんですね。もうちょっと勝っていたら、もう少しやっていたかもしれないですけど、早めに切り上げた」と話した。大関・貴景勝(24=千賀ノ浦部屋)は相撲を取る稽古を行わなかった。
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