中大ルーキー・吉居 箱根20年ぶり表彰台へ、創部100周年期待の星「勝ちにこだわる」
2020年12月18日 05:30
駅伝
ここ数年、予選落ちやシード落ちなど不振の中にあった名門に復活の兆しが見えてきた。100周年という記念すべき節目の年に合わせたかのように、スーパールーキーの吉居が入学。異次元の強さを発揮し続けている。今夏、5000メートルのU20日本記録を更新。3位に入った日本選手権(4日)でも自らのU20日本記録を上回るなど破竹の勢いで成長を続けている。「箱根まで1カ月ないが、やることは変わらない。20キロ走る準備をしたい」と平然と語った。
仙台育英高では全国高校駅伝で優勝を経験。練習に集中できる環境に魅力を感じ“白門”を選んだ。今季はチーム全体で月間50キロ、年間では600キロ走行距離が増加。高校時代とは比べものにならないほど増えたが「補強トレーニングを継続してできているのが結果につながっている」と手応えを口にする。
箱根駅伝では往路での起用が濃厚で、予選会日本人トップの三浦龍司(順大)らスーパールーキーたちとの激突も予想される。名門復活を託された若きエースは「今年注力したのは勝負で勝ちにこだわること。どんなレースでも一番と思ってやってきた。他大学のレベルの高い選手と一緒に走りたい」と意気込んでいた。
◆吉居 大和(よしい・やまと)2002年(平14)2月14日生まれ、愛知県田原市出身の18歳。仙台育英高では3年時に全国高校駅伝で優勝。今月4日の日本選手権で自らの持つ5000メートルのU20日本記録を更新。1万メートルも11月の日体大記録会でU20歴代3位の28分8秒61をマークした。憧れの選手は東京五輪マラソン代表の服部勇馬(トヨタ自動車)。1メートル68、49キロ。
▽箱根の伝統校 第1回大会(1920年)に出場した東京高師(現筑波大)、明大、早大、慶大の陸上部はいずれも創部100年を超える古豪。1887年(明20)創部の東大が箱根出場校の中で最古。今大会で2連覇を狙う青学大は1918年創部。出場回数歴代2位タイの89回を誇る日大は、21年に創部100周年を迎える。
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