森会長の“舌禍事件” JOCに力があれば防げたのではないか 存在意義すら危ぶまれ…
2021年02月06日 07:30
五輪
ところが当時絶大な権力を誇っていた堤義明会長が05年に証券取引法違反で逮捕されると、流れが一変。入れ替わるように同年、日体協会長に就任したのが森氏だった。
ちょうど時代はバブル崩壊、リーマン・ショックと続き、強化費の財源は再び民間から国費主体へと逆戻りする。しかもJOCから各競技団体に分配されていた補助金で不正が次々と発覚し、ついに15年には強化費の分配を日本スポーツ振興センター(JSC)へ移管されてしまった。
強化費を取り上げられたJOCは存在意義すら危ぶまれるようになり、今回の東京五輪でも何の役割も果たせなかった。本来ならJOCが率先してIOCとの調整を行うべきなのに、打ち合わせの場に山下会長が呼ばれることすらない。JOCがもっとしっかりしていれば今回のような“舌禍事件”も起きなかったのではないかと思うと、今更ながら残念でならない。(編集委員・藤山健二)
おすすめテーマ
2021年02月06日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
西地区全体首位のジャズが3連勝 チーム新記録となる26本の3Pを成功
-
渡辺無得点もラプターズ3連勝 デュラントはコロナの影響で途中出場&途中退場
-
ウィザーズ完敗 八村は12得点 ビールは今季最少の7得点 ひとケタ得点は124試合ぶり
-
小平智 55位で3試合ぶりに予選通過
-
瀬戸大也 3冠へ2種目で予選トップ通過 200個人メドレー決勝で萩野公介と再び激突
-
松山英樹 40位で予選通過 ボギーなしに安堵感
-
大坂なおみが全豪前哨戦の準決勝を棄権 開幕を前に有力選手の棄権相次ぐ
-
瀬戸大也 200メートルバタフライ予選 1分56秒80でトップ通過 午後の決勝へ
-
大坂なおみ ギプスランド・トロフィー準決勝を棄権 全豪オープン前哨戦
-
森会長の“舌禍事件” JOCに力があれば防げたのではないか 存在意義すら危ぶまれ…
-
JOC山下会長、森氏発言に「“ん?”と思った」けど…擁護姿勢崩さず続投要望
-
陸上女子100障害・寺田 怒りのトップ交代要望「フラットな方が出て」
-
背泳ぎロンドン五輪銀・入江 森氏発言に「五輪を控える中で残念」
-
橋本五輪相 IOCバッハ会長と4日夜に電話会談、森氏へは改めて注意
-
大坂 全豪OP前哨戦ストレート4強!“森会長発言”は「今夜読むから明日聞いて」
-
全豪OP組み合わせ決定 大坂奪冠へ初戦は格下も対戦成績五分 錦織は世界16位と
-
松元「バテガツオ」でも男子200自由形制す「疲労ある中で勝てたことは自信に」
-
男子200自由形Vの松元に鈴木コーチ太鼓判「1分44秒台が出るのは時間の問題」
-
大橋、五輪会場初レースで女子400個人メドレーVも反省「練習もっと必要」
-
沙羅 1回目トップもスーツ規定違反で失格、W杯ジャンプ女子個人第5戦
-
女子は16歳・川村が今季2度目の2位、男子は堀島5位 W杯モーグル第4戦
-
大栄翔 母校・埼玉栄で優勝激励会、米1トンの太っ腹恩返し約束
-
さくら 第1子男児出産「本当に幸せ」今秋復帰目標、ママでもV目指す
-
小平68好発進 新1W効果、いきなりイーグル フェニックスOP第1日
-
川村 6バーディー10位発進 欧州ツアー・サウジ国際第1日
-
全国ご当地マラソン協議会協力スポンサーにラグスタ新加入、運動・スポーツ応援サイトを展開