ウィザーズ 接戦制して12勝目 八村は20得点で2ケタは初の10試合連続 ダンク4発で勝利に貢献

2021年02月26日 13:32

バスケット

ウィザーズ 接戦制して12勝目 八村は20得点で2ケタは初の10試合連続 ダンク4発で勝利に貢献
第1Q、アリウープからのダンクを決める八村(AP) Photo By AP
 NBAウィザーズは25日、敵地デンバー(コロラド州)で西地区全体7位のナゲッツと対戦。ワシントンDCで行われた17日のこのカードでは130―128で勝利を収めていたが、この日も112―110(前半56―54)で競り勝って(12勝18敗)8季ぶりにロード4連戦を3勝1敗で締めくくった。(2017年3月にはロード5連戦で4勝1敗)。
 ブラドリー・ビール(27)は33得点、ラッセル・ウエストブルック(32)は16得点、10リバウンド、10アシストで今季9回目(通算155回目)のトリプルダブルを達成。第3Q終了時点では88―88の同点で、第4Qでは同点7回、勝ち越し2回というシーソーゲームだったが、ウィザーズはこのクオーターを24―22で競り勝って敵地で貴重な白星をものにした。

 17日の試合で3点シュートを11本中9本決めて自己最多の35得点を稼いだダビス・バターンズ(28)は膝を痛めて欠場。しかし今季23試合目の先発出場となった八村塁(23)が奮起し、37分出場して、フィールドゴール(FG)を16本中9本(うち3点シュートは4本中1本)成功させ、ダンク4発などで20得点と5リバウンド、2アシストをマーク。昨季9試合で止まっていた2ケタ得点の連続記録を10試合に伸ばし、20得点以上は2月2日のトレイルブレイザーズ戦(24得点)を含めて今季2回目(昨季は出場48試合で10回)となった。またベンチから出たブラジル出身のガード、ラウル・ネト(28)も28分で15得点、4アシスト、5スティールと奮闘。チーム一丸となった戦いで強敵を敵地でなぎ倒した。

 八村はスロベニア出身のフォワード、ブラッコ・チャンチャー(23=203センチ)とマッチアップした第1Qの8分すぎには、シュート・フェイクをかけたあとレッグスルー・ドリブルからインサイドに走り込んで右手でレイアップを決めるなど、ダンク以外でもこれまで見られなかった積極的なオフェンスも見せた。

 ナゲッツは17勝15敗。今季のMVP候補に挙げられているセンターのニコラ・ヨキッチ(26)が24得点、11リバウンド、7アシスト、19日のキャバリアーズ戦でフリースローを1本も放つことなく50得点を記録したガードのジャマール・マーリー(24)も6本の3点シュートなどで34得点を稼いだが、最後はウィザーズの粘り強いディフェンスに屈する形となった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場10分30秒=8得点)
(1)3分7秒・ゴール下でシュートに持ち込むもポーターJRにブロックされる=×
(2)3分45秒・ゴール下でシュートに持ち込むもマーリーにブロックされる=×
(3)5分55秒・ウエストブルックのパスに合わせてアリウープから両手でダンク=〇(アシスト・ウエストブルック)
(4)7分38秒・速攻から右サイドを走り込んでレイアップ=〇(アシスト・ビール)
(5)8分15秒・右サイドからシュート・フェイクのあとレッグスルー・ドリブルからドライブして右手でレイアップ=〇
(6)8分45秒・右サイドからインサイド。ステップバックからジャンプシュート=〇
(7)9分30秒・左サイドからプルアップでジャンプシュート=×
 ▼第2Q(出場7分38秒=1得点)
(8)6分59秒・右サイドからドライブしたがヨキッチにブロックされる=×
*8分27秒・フリースロー2本=〇×
 ▼第3Q(出場12分=11得点)
(9)2分45秒・右コーナーから3点シュート=×
(10)4分2秒・左コーナーから3点シュート=〇(アシスト・マシューズ)
(11)4分41秒・ビールのスティールに呼応して速攻に参加。左サイドからダンク=〇(アシスト・ビール)
(12)6分21秒・右ベースライン際からゴール下に飛び込み左手でダンク=〇(アシスト・ウエストブルック)
(13)9分37秒・ネトのこの日5つ目のスティールから速攻。左サイドを疾走して両手でダンク=〇(アシスト・ウエストブルック)
(14)10分17秒・正面からプルアップでジャンプシュート=〇
(15)10分57秒・正面やや右から3点シュート=×
 ▼第4Q(出場9分5秒=無得点)
(16)5分58秒・正面からペイント内でヨキッチの前でフローター=×

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