「大阪市の聖火リレーは中止されたのでは」…菅首相発言を組織委が「中止した事実はない」と否定

2021年04月01日 23:18

五輪

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(SP)は1日、大阪市内の五輪聖火リレーについて菅義偉首相が「中止されたのではないか。組織委員会と大阪府の実行委員会の話し合いでそうなったと承知している」と述べたことに関し、「中止した事実はない」と否定した。中止決定のタイミングは未定としながらも「今の状況で、どのような形で聖火をつないでいけるか実施のあり方を協議してきた、この後、実行委員会と早急に協議して、できるだけ早く決定して速やかに公表したい」とした。
 大阪府の吉村知事と大阪市の松井市長は同日、同市を新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」の対象地域とすることを踏まえ、14日にに同市内で予定されている聖火リレーを中止すべきだとの考えを表明していた。組織委はかねて緊急事態宣言などが出ている地域では公道での実施は見合わせ、式典だけを無観客で行う方針を示していたが、「それでも聖火はつながるとの認識か?」と問われた高谷SPは「もちろん。聖火の火を絶やすことなくつないでいくという趣旨に沿って、こういうプランも考えている」と説明した。国際オリンピック委員会(IOC)も了解しているという。

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