星野、今季2勝目 2年前プレーオフで敗れた舞台で「リベンジできてうれしい」

2021年04月26日 05:30

ゴルフ

星野、今季2勝目 2年前プレーオフで敗れた舞台で「リベンジできてうれしい」
ウイニングパットを決めた星野は、C・キムにあいさつ(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー関西オープン最終日 ( 2021年4月25日    兵庫県 有馬ロイヤルGC=7103ヤード、パー71 )】 首位スタートの星野陸也(24=フリー)が強風の中、3バーディー、1ボギーの69で回り、通算14アンダーで昨年9月のフジサンケイ・クラシックに続く今季2勝目、通算4勝目を挙げた。同じく首位から出たチャン・キム(31=米国)が通算12アンダーの2位。
 2年前はプレーオフで敗れて優勝を逃した。それだけに、星野がこの大会に懸ける意気込みは違う。勝利者インタビューでは「リベンジで優勝することができてうれしい。さらに勝って賞金王を目指します」と誓った。

 中盤以降はキムとのマッチレース。勝負どころは16番のパー4。「絶対に入れてやると弱気にならずしっかり打てた」という、8メートルの長いパーパットを決め、キムはボギーだった。同スコアの最終18番。右の林へのキムのティーショットはロストボールでダブルボギー。勝負はついた。

 前週は予選落ちだった。「予選落ちはしましたけど、つかみかけたものがあった」。アドレス時の体重配分を左8右2から左6右4へ。試行錯誤の中、たどり着いた勝利だ。

 賞金ランクは4位から2位へ。世界ランクも148位から100位以内への返り咲きが確実で、5月の海外メジャー、全米プロ出場も射程圏だ。ポスト松山の先頭を走る金谷に待った――。そんな勇気の1勝になった。

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