橋本聖子会長、プレーブックに明記されたコロナ対策「変異株に対応するため大幅に更新」

2021年04月28日 21:37

五輪

橋本聖子会長、プレーブックに明記されたコロナ対策「変異株に対応するため大幅に更新」
東京五輪・パラリンピックに向けた五者協議を終え、記者会見する東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(代表撮影) Photo By 代表撮影
 東京五輪・パラリンピック組織委員会と政府、東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の代表者による5者協議が28日、オンライン形式で行われ、組織委の橋本聖子会長は五輪での観客数の上限に関して結論を6月に先送りすることを明言した。
 協議後の記者会見で、「6月にスポーツイベントにおける上限規制に準じることに合意した。慎重に議論をしてきた。緊急事態宣言、まんえん防止法の枠組みの中では、50%、2万人あるいは1万人、5000人、無観客になっている。ギリギリの判断として無観客の覚悟もあるが、より多くの観客の皆さんに見ていただきたいという希望も持っている」と話した。

 プレーブックに明記されたコロナ対策については、橋本会長は「変異株の出現に対応するため、大幅に更新した。厳しく適切なルールを決めることができた」と説明。プレーブック第2版における合意事項は、全ての関係者は2度の陰性証明が必要で毎日PCR検査を受けることや、移動は公共交通機関を使用しないなどを盛り込んだ。

 IOCのバッハ会長は冒頭であいさつし、「私たちは緊急事態宣言を尊重します。日本の皆さんが国民を守ることを賞賛します。世界中の五輪コミュニティーは日本の側にいます。日本と共に歩みます」とあいさつした。大会開催に関しては、「粘り強さやへこたれない精神を日本国民が持っていることは、歴史が証明しています。逆境を乗り越えてきました。今回の五輪も非常に厳しい状況ですが、乗り越えることが可能です」と強調した。

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