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松山 メジャー連覇の鍵はマネジメント力、史上最長難コース攻略自信 20日開幕全米プロ

2021年05月20日 05:30

ゴルフ

松山 メジャー連覇の鍵はマネジメント力、史上最長難コース攻略自信 20日開幕全米プロ
練習ラウンドの11番でチップショットを放つ松山(AP) Photo By AP
 男子ゴルフの全米プロ選手権は20日(日本時間同日夜)にサウスカロライナ州キアワアイランドリゾートで開幕し、日本勢は松山英樹(29=LEXUS)、星野陸也(25=フリー)、金谷拓実(22=フリー)が出場する。メジャー2連勝を狙うマスターズ王者の松山は同日午前8時44分(同午後9時44分)に10番からスタート。18日は記者会見に出席し、コース攻略の鍵にマネジメント力を挙げた。
 メジャー2連勝に向けた戦いが始まる。前週、約1カ月ぶりの復帰戦を39位で終えた松山は「まだ状態は上がっていないけど、少しずつ良くなっているので期待したい」と前向きに話した。

 キアワアイランドリゾートでの全米プロ選手権は12年以来。初挑戦の松山は「マスターズと違って風とかコースにどうアジャストするかが鍵になる」と指摘した。今回はメジャー史上最長の7876ヤードに設定された。前日はアウト9ホール、この日は東北福祉大の後輩・金谷とイン9ホールを回り「15番からの長さは今まで回ってきた中でも記憶にない」と警戒感を示した。

 17番パー3は池越えで223ヤードと距離が長い。この日はアゲンストの中、5Wで1打目を放ち「17番もティーグラウンドを前にしてほしいくらいの感じ」と苦笑い。大西洋岸のコースで強風も難敵になる。「バック9(イン)は風向きで難易度が変わる。どんな向きになるか天気予報を見ながら攻め方を変えたい」と語った。

 予選ラウンドは昨年大会の優勝者モリカワ、昨年の全米オープン覇者で飛ばし屋のデシャンボーと同組になった。平均飛距離322ヤードでツアー1位のデシャンボーには飛距離では勝てないが、マネジメント力なら負けない。松山は「行ってはいけない場所がしっかり分かる。マネジメントがしっかりできれば、この風の中でもいいプレーができる」と自信をにじませた。「今日の残りの時間と明日、時間を有効に使って優勝を目指して頑張りたい」。開幕直前に復調のきっかけをつかんだマスターズの再現を狙う。

 ▽全米プロ選手権 全米プロゴルフ協会が主催し他のメジャー大会と違いプロのみが出場する。第1回は1916年に開催。当初はマッチプレー形式で58年からストロークプレー形式に変更。会場は毎年変更される。優勝者は同協会の創設者の名を冠したワナメーカー・トロフィーを授与され、5年シードが付与される。松山は今回が9年連続9回目の出場で16年の4位が過去最高成績。

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