おかえり萌寧!3週ぶり決勝ラウンド進出「失うものもなくなったので、楽しくプレーできる」

2021年07月10日 05:30

ゴルフ

おかえり萌寧!3週ぶり決勝ラウンド進出「失うものもなくなったので、楽しくプレーできる」
17番、パーセーブし笑顔を見せる稲見(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ニッポンハム・レディース第2日 ( 2021年7月9日    北海道 桂GC=6763ヤード、パー72 )】 1オーバーの56位から出た五輪代表の稲見萌寧(21=都築電気)が4バーディー、ボギーなしの68と伸ばし、通算3アンダーの11位で3週ぶりの決勝ラウンド進出を果たした。
 56位から出た稲見の頭の中には「3週連続」という言葉が何度も浮かんだ。カットラインは70位タイ。今年5勝も、ここまで2週連続予選落ち。嫌なイメージを払拭(ふっしょく)できたのは3番パー5だ。2打目を左の急斜面に落とすピンチ。そこから第3打をグリーン右横に運び、2メートルのパーパットを沈めると力強く右拳を握った。

 「最初にピンチが来て、そこを乗り越えられて流れが変わった。耐えられたからこそ、他のピンチでも耐えなきゃと思えた」

 左へのミスをなくすため、スイングを調整している最中。それだけにボギーなし、4バーディーの内容には価値がある。パーオン率も初日の61%から83%に上昇。この日は不規則な強風が吹く中で、「攻め過ぎず冷静、守るところは守る」という判断も功を奏した。

 決勝進出も、60台も3週ぶり。「失うものもなくなったので、楽しくプレーできる」と勝負師の表情も戻ってきた。首位と5打差で残り36ホールは射程圏内。今季7勝目、そして東京五輪に向けても、ここから上昇気流に乗っていく。

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