夏合宿で深まった関学大のまとまり 「ムービングラグビー」浸透で、今季こそ打倒・天理大

2021年09月15日 05:30

ラグビー

夏合宿で深まった関学大のまとまり 「ムービングラグビー」浸透で、今季こそ打倒・天理大
関学大・魚谷勇波主将(写真は昨年のリーグ戦から)
 【ムロオ関西大学ラグビーAリーグ開幕直前連載 】 ムロオ関西大学ラグビーAリーグが18日の同大―関大で開幕する。東京五輪のスケートボードで話題になった「ゴン攻め」のごとく、ガンガン攻める8チームの横顔を紹介する。
 昨季4位の関学大は、圧倒的な力で全国制覇をした天理大から、日本で唯一、前半をリード(17―14)して折り返した。だからこそ、フランカー魚谷勇波(いさな)主将(東海大仰星)は「前半に勝っていたことなど負けた(17―43)ら、忘れ去られる。勝たないと、記録にも記憶にも残らない」と、勝利に貪欲だ。

 小樋山樹監督が2年目を迎え「ムービングラグビー」が浸透しつつある。FWとバックスが一体になったスピードあるアタックで、8月は帝京大に36―48と食らいついた。昨季に比べてスクラムの力が落ちる分、つないで仕掛ける意識は高い。

 昨年できなかった夏合宿を8月にしたことで、関東勢と4試合戦えた。コロナ禍で貴重になった実戦を積んだだけでなく、まとまりの点でもプラスになった。守備の要の主将は「うちは全寮制ではないし、フルタイムのコーチもいない。学校ではできないことができ、仲も深まった」と意義を語る。合宿効果は、19日の立命大戦から始まるこの秋に出る。

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