スクラムを制して全勝対決を制す 帝京大プロップ細木主将「大きな自信に」ラグビー関東大学対抗戦
2021年11月20日 19:50
ラグビー
「レフェリーの言うことを聞いて、組んでから押そう」。3回目、ヒットの瞬間はセンターラインを超えられたが、すぐに押し返してボールイン。そこから細木がグッと前に出て、ペナルティーを獲得。相手の“土俵”で勝負しながらも押し勝ち、プロップ照内寿明(4年)は「バック5の押しは自信があった。絶対にスクラムで相手にプレッシャーを掛ける気持ちで組んでいる」。細木主将も「大きな自信につながった」と胸を張った。
前半15分にはマイボールスクラムでペナルティーアドバンテージを得て、SO高本幹也(3年)が左サイドのWTB高本とむ(2年)にキックパスを飛ばして先制トライ。同28分にはキックカウンターをサポートした照内が、「高校時代は50メートルが6秒4」という俊足を飛ばし、ラストパスから30メートルを走りきってチーム2トライ目を挙げた。
後半は開始直後に1トライ1ゴールを帰されて7点差。その後も攻め込まれる時間帯が続き、同16分には足を痛めた細木が退くアクシデントもあった。それでも精度と集中力の高いディフェンスで追加点を許さず、メンバーが代わった後もスクラムでは押し勝ちピンチをしのいだ。残りの25分間はベンチから仲間を見守った細木も「厳しい戦況でも規律を守る意識があったので安心した。不安要素はなかった」とリードを守った仲間たちを称えた。
17年度までは大学選手権を9連覇した帝京大。今季は栄光の味を知る選手が不在となって初めて迎えるシーズンだったが、復活の時を迎えようとしている。岩出雅之監督も「今日の試合を乗り越えたことで、選手の心の中に力強さが注入されたのでは。中身が濃い、価値ある試合だった」。まずは対抗戦を制し、大学日本一を争う戦いへと駒を進める。
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