5日に全国高校ラグビー準決勝 大畑大介氏が4強キーマンを徹底分析 東海大大阪仰星・薄田らに注目
2022年01月05日 05:30
ラグビー
ともに主将でFW第3列、仰星のNo・8薄田周希選手と東福岡はフランカー八尋祥吾選手をキーマンに挙げます。仰星は大阪府予選も含めて失点はわずかに7。準々決勝も大型FW擁する常翔学園の強みを消し去った防御は圧巻だった。その中心にいたのが薄田選手。飛び級で20歳以下日本代表候補に選出されたように、攻守で激しいコンタクトが際立つ。1メートル80、97キロとサイズも魅力的で、エリアマネジメントも含めて彼の存在が大きい。
東福岡の八尋選手は1メートル68と上背はないが、ブレークダウン(ボール争奪)で体を張れるのが持ち味。高校日本代表候補を複数人そろえる中、本人に目立った代表歴はなくてもタレント軍団を束ねる統率力も目をひく。
関東勢同士の対決は、2年生に注目している。3連覇を狙う桐蔭学園は、抜群のスピードとランニングスキルで局面を一気に打開できるFB矢崎由高選手が鍵を握りそうだ。1年生だった昨大会も主力だったが、体格的にもさらにスケールアップした感じ。数少ない好機でもフィニッシュまで持っていける力があるし、ボールを持つと、何かが起こる空気が充満している。
矢崎選手は、同じポジションのOBで日本代表FB松島幸太朗選手(クレルモン)ととかく比較されがちだが、それに値する選手だということ。国学院栃木としては彼をフリーにさせることだけは絶対に避けたい。
桐蔭学園のFWに昨大会ほど爆発的な選手がいないだけに、国学院栃木にもチャンスはある。高校日本代表候補はいないが、攻守に粘り強く、非常に鍛えられた好チーム。2年生のSO伊藤龍之介選手のゲームメークが勝敗を分けそうだ。隙があれば、自ら積極的に仕掛ける攻撃色の強いタイプで、周りを生かすこともできるし、体幹も強い。OBの日本代表SO田村優選手(横浜)に代表されるように、毎年のように司令塔に好選手が多い。初の4強進出を決めた勢いを序盤からぶつけたい。
▽第100回大会の東海大大阪仰星VS東福岡 準々決勝で対戦し、前半は7―7。後半は序盤に東福岡が2トライを重ね14点リードしたが、東海大大阪仰星が盛り返し、再び同点に。ロスタイムでは東福岡が猛攻をしかけ、36分に劇的なトライを決めたと思われたが、反則で無効となり、プレー続行。試合終了の30分を18分も超える48分まで続いた。トライ数も同じだったため、抽選となり東福岡が準決勝へ進んだ。
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