昨季王者も散る バッカニアーズがホームでラムズに27ー30 土壇場の猛追及ばず
2022年01月24日 08:40
アメフト
しかしラムズはキックオフのあと自陣25ヤード地点から、QBマシュー・スタッフォード(33)が今季の“リーディング・レシーバー”となっていたWRクーパー・カップ(28)に20ヤードと44ヤードのパスを通して前進。そして残り4秒からのプレーで、このクオーターで47ヤードのFGを外していたマット・ゲイ(27)が30ヤードのFGを成功させて強敵に競り勝った。
今プレーオフではNFCとAFCの第1シード(タイタンズとパッカーズ)がともに敗れていたが、昨季王者もカンファレンス決勝を前にして敗退。3チームともに同点で迎えた最後のプレーで相手に“サヨナラFG”を決められるという幕切れとなった。
スーパーボウルでMVPとなったトム・ブレイディー(44)は最初の4本のパスを連続して失敗するなど苦闘。パス成功は54回中30回で329ヤードを獲得したものの、TDは第4Q残り3分20秒にWRマイク・エバンス(28)に通した1つ(55ヤード)だけだった。
ホームでは今季セインツに負けただけの7勝1敗だったがプレーオフでは2戦目で黒星。昨季のスーパーボウルで歓喜したホーム・スタジアムで今季は涙を飲んだ。
ラムズは昨オフにライオンズから移籍してきたQBマシュー・スタッフォード(33)が38回中28回のパスを成功。第1QにTEのケンドール・ブラントン(26)に7ヤード、第2Qには今季リーグ1位のの145回のレシーブと1947ヤードを獲得していたカップに70ヤードのTDパスを通すなどで366ヤードをマークした。さらに第3Q7分53秒には自ら残り1ヤードを突破してランでもTDを記録。レギュラーシーズンではジャガーズの新人トレバー・ローレンス(22)と並んでリーグ最多のインターセプト(17回)を喫していたが、プレーオフでは1回戦のカージナルス戦を含めて2試合ともに「0」となった。
ラムズは2019年2月3日のスーパーボウルでブレイディーのいたペイトリオッツに3―13で敗れていたが、バッカニアーズの司令塔となった今季は雪辱。QBは当時のジャレッド・ゴフ(27)からトレードで移籍してきたスタッフォードに代わったが、DTアーロン・ドナルド(30)を中心とする守備陣も奮起して、カリフォルニア州イングルウッドの本拠地「ソーファイ・スタジアム」で行われる今年のスーパーボウル進出まであと1勝と迫った。
ラムズは23日のNFC決勝で同じ西地区に所属する49ers(第6シード)と対戦。ただし今季は10―31と24―27(延長)と2試合とも敗れており、どのような戦いを見せるのかが注目されるところだ。
なおスポーツ専門局のESPNによれば、ブレイディーは45歳まで現役を続ける意向を示しているものの、来季もプレーするかどうかについてはしばらく時間をかけて考えることになったと報じている。
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