桂川が“新王者”、プロレス内藤憧れ23歳 男子の「黄金世代」トランキーロ!焦らず伸ばし合い制した
2022年04月25日 05:30
ゴルフ
16番ではパターを握る手が震えた。パー5の第3打を1メートルにつけながら痛恨の3パット。初優勝への重圧を感じた。だがこのボギーで目が覚める。「16番の3パットで吹っ切れました」。17番パー3では8Iで1・5メートルにつけ、バウンスバック。後続を突き放した。72ホールでの260ストロークは大槻智春(21年ゴルフパートナー・プロアマ)ら3人の259に次ぐ記録だった。
中学卒業後、単身でフィリピンのマニラ近郊にゴルフ留学。通信制の高校で学びながら3年間、昨年の全米女子オープンを制した笹生優花(20)らと一緒に腕を磨いた。風が強い環境でショットの引き出しは増えた。大好きな内藤哲也もまたメキシコでの武者修行を経て人気レスラーとなった。桂川は「その辺も自分に重ねていました」と笑った。
1月のSMBCシンガポール・オープンで2位に入り、7月の全英オープン出場権も持つ。今季はアイアンのシャフトを10グラム軽量化。スイングする際の力みが消え正確性は確実に増したという。念願の初Vで賞金ランクも1位に浮上。「なるべく早く2勝目を挙げたい」と桂川。「黄金世代」は女子だけではない。男子も「98年生まれ」が熱い。
◇桂川 有人(かつらがわ・ゆうと)1998年(平10)10月9日生まれ、愛知県清須市出身の23歳。中学卒業後は単身、フィリピンに留学し、帰国後は日大に進学。アマ時代の戦歴は朝日杯優勝、文部科学大臣杯優勝、日本オープンローアマなど。20年にプロ転向。今季は20~21年下部ツアー賞金ランク3位の資格で出場。4月の東建ホームメイト・カップも優勝争いし、プレーオフで敗れた。ドライバーの平均飛距離は290ヤード。1メートル67、70キロ。
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