若隆景、福島パワーで大関獲り足固め 14日目に応援バスツアーでV争い見せる

2022年04月26日 05:30

相撲

若隆景、福島パワーで大関獲り足固め 14日目に応援バスツアーでV争い見せる
荒汐部屋からリモート会見を行った若隆景(日本相撲協会提供) Photo By 提供写真
 日本相撲協会は25日、大相撲夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、3月の春場所で初優勝を果たした若隆景が2場所連続で東関脇となった。オンラインで会見した若隆景は、場所中に応援ツアーを実施する地元の後押しを受け、大関獲りへの足固めを誓った。春場所で11勝4敗だった大関・御嶽海は初めて東の正位に就いた。
 番付は春場所と同じ東関脇だが、優勝力士という肩書がついた。若隆景は「重圧はそんなに感じていない」ときっぱり。ライバルのマークはより厳しくなるものの「しっかり下から、という相撲を信じてやればいい」と自信満々に意気込んだ。

 新関脇で臨んだ先場所は12勝を挙げ双葉山以来、86年ぶりとなる新関脇優勝。充実の15日間に「立ち合いで押されることが少なかった。下からの攻めが多くなって、理想に近い相撲が多かった」と手応えをつかんだ。福島県勢としては、72年初場所の先代栃東以来50年ぶりのV。凱旋した故郷での盛大な歓迎に驚きつつ「地元の反響の大きさで優勝を実感できた」と感謝の言葉を口にした。

 地元では1881年(明14)の若嶌以来、141年ぶりの大関誕生へ機運は高まる。大波3兄弟福島後援会は、夏場所14日目の5月21日に応援バスツアーを企画。会員数も場所後に50口増えて400口(法人含む)になるなど、支援の輪は広がる。「優勝を機に問い合わせが増え続けています。大関昇進の力になれれば」と後援会担当者。大関獲りの足固めを目指す27歳は「(大関は)強いイメージ」と印象を口にし「一日一番の積み重ねが大事。先場所の経験も生かしつつやっていきたい」と平常心を強調した。

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