バレーボール関田誠大 ポーランドで平和のありがたさ実感「当たり前じゃないんだ」

2022年05月16日 19:29

バレーボール

バレーボール関田誠大 ポーランドで平和のありがたさ実感「当たり前じゃないんだ」
会見であいさつするバレーボール男子日本代表の関田誠大 Photo By スポニチ
 バレーボールの男子日本代表が16日、東京都内で記者会見し、6月に開幕するネーションズリーグに向けての抱負などを語った。川合俊一会長(59)、フィリップ・ブラン監督(61)、代表メンバー14人が出席。18日に合流するエース石川祐希(26)の計15人からネーションズリーグ予選ラウンド第1週(ブラジリア)を戦う14人を選出するという。
 15人の中で最年長のセッター関田誠大(28)は「パリ五輪に向けて世界ランキングが重要になってくるので1戦1戦大事にしたい。個人とチームの成長も重要なので内容にもこだわりたい」と決意を口にした。

 昨夏の東京五輪後、ポーランド1部のクプルム・ルビンに移籍。イタリアでプレーする石川が「(自分以外に)リーダーが1人、2人出てきてほしい」と話していたことについて関田は「海外から帰って来て少しでも経験したことを伝えられたらと思っている。セッターとしてチームを引っ張っていけたら」と前向き。海外でプレーしたことでブラン監督と通訳を介さずコミニュケーションをとれるほど英語力も上達し、指揮官と距離が「より縮まりそうな気がします」と笑顔を見せた。

 ポーランド滞在中には隣国ウクライナにロシアが侵攻する戦争が勃発。普段の生活にはほとんど影響はなかったそうだが、「リビウ近い街で試合をした時には普通に戦車とかがあった」と明かし、「もちろん(恐怖感は)ありました。違和感というか、変な感じで、今まで味わったことのない感情。(スポーツをやれることが)当たり前ではないんだと思いました」と平和のありがたさを実感した様子だった。

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