松山、自己新チャージ62 1日10アンダーに「ちょっとうれしい」 19日開幕全米プロに弾み
2022年05月17日 02:30
ゴルフ
「悪くはなかった。1日で2桁アンダーを出せたというのは、今までなかったんで、ちょっとうれしい」
7打差を追って14アンダーからのスタート。「(通算)25アンダーまでいけたら」と、序盤から攻めた。ともにパー4の2番で1.8メートル、3番は1.5メートルとショットでチャンスをつくる。5番からは4連続バーディーを奪った。後半も勢いは変わらず、12番パー5で2オンでバーディー。そして最終ホールのイーグルでトップに立ち、後続を待った。最終的に2打及ばなかったが、通算24アンダーもツアー自己最高。優勝した今年1月のソニー・オープンなど過去2度記録した23アンダーを上回った。
前年覇者として挑んだ4月のマスターズ以来、5週ぶりの実戦でいきなりの優勝争い。「思ったよりできたかな」。3月に発症した肩甲骨周辺の痛みもないという。「良くなっている」と、手応えを口にしたのがショットだ。グリーンを狙ったショットでつけたピンまでの平均距離は4日間合計9メートル弱で出場選手中1位の近さだった。一方で、課題に挙げたのはパット。「もう少しスムーズに自信を持って打てるように」と次を見据える。
その次戦は全米プロ選手権。自身10度目の出場で、過去に2度のトップ5入りがある。これまで前哨戦の成績が大会の結果と比例する傾向があり、メジャー2勝目へ弾みがつく1週間となったが、松山自身は至って冷静。「来週は来週。コースも全然違うと思うし、早くコースに対応できるようにしたい」。プロゴルファーNo.1を決める今年の舞台、オクラホマへと車で向かう。
▽全米プロ選手権 男子ゴルフの4大メジャーの一つ。全米プロゴルフ協会が主催し、他のメジャー大会と違いプロのみが出場する。第1回は1916年に開催。当初はマッチプレーで58年からストロークプレーとなった。会場は毎年替わる。優勝者は同協会の創設者の名を冠したワナメーカー・トロフィーを授与され、5年シードが付与される。松山は今回が10年連続10回目の出場で16年の4位が過去最高成績。
おすすめテーマ
2022年05月17日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
若隆景・2場所連続の貴景勝撃破! 「一日一番自分の相撲を」 2桁勝って大関昇進への足固めだ
-
宝富士、ようやく初日「ホッとした」 得意の左四つで錦木を寄り切り 「開き直って思い切りいけた」
-
東京ベイ・立川と埼玉・坂手が舌戦で火花 21日開幕ラグビーリーグワン・プレーオフ
-
Bリーグ・島根 B2経験チーム初4強 一気11連続得点で突き放した
-
伊調馨、代表コーチデビュー 女子日本代表合宿「自分も成長しながら」
-
バレーボール男子、パリ五輪へ“ブラン流”改革
-
ジョコビッチ、今季ツアー初V 女子はシフィオンテクが5大会連続優勝で28連勝 イタリア国際
-
奈紗、猛チャージ66で6位締め 7番口火に1イーグル7バーディー
-
松山、自己新チャージ62 1日10アンダーに「ちょっとうれしい」 19日開幕全米プロに弾み
-
ウッズ、全米プロの会場で練習開始 「だいぶ力強くなっている」復調へ手応え