西川改め豪ノ山が新十両昇進 しこ名の意味は「強く山を登って輝く」元豪栄道の武隈親方が考案

2022年05月25日 12:15

相撲

西川改め豪ノ山が新十両昇進 しこ名の意味は「強く山を登って輝く」元豪栄道の武隈親方が考案
新十両昇進会見を行った西川改め豪ノ山(日本相撲協会提供) Photo By 提供写真
 大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)での新十両昇進が決まった西川改め豪ノ山(24=武隈部屋)が部屋からオンライン会見を行った。
 関取昇進を機にしこ名を本名の「西川」から「豪ノ山」に改めた。「強い山という意味がある。(西川の)下の名前が登輝なので“強く山を登って輝く”と全部つながって験が良い名前だなと思いました」と、考案した師匠の武隈親方(元大関・豪栄道)がしこ名に込められた思いを説明した。同親方が2月に独立して新しく部屋を興してからわずか3カ月で初の関取誕生。同じ大阪府寝屋川市出身で同じ埼玉栄高OB。「部屋初の関取ですし、若い子を引っ張ってくれるような存在になってほしい」と期待を込めた。

 豪ノ山は「発表されてホッとしています。上がれるか今日まで分からなかったので、上がれてよかったです」と緊張した面持ちで喜びを表した。しこ名はいくつかあった候補の中から自分で選択。「字面を見てもかっこいいなと思った。意味もいいなと思ったので選ばせていただいた。強い意志を持って勝ち越せるように頑張りたい」と、師匠からもらった「豪」の字の重みを感じて気を引き締めた。新十両で迎える名古屋場所では「気迫のこもった押し相撲を見ていただけたらと思います」と力を込めた。

 この日、同じく新十両昇進が決まった欧勝馬(25=鳴戸部屋)とは同学年で、一昨年の全国学生選手権決勝で対戦し、学生横綱を懸けた一戦で敗れていた。「学生の時から意識している相手なので、大相撲では負けないように頑張りたい」とライバル視。金峰山(24=木瀬部屋)や同じ中大出身の菅野(23=春日野部屋)といった大卒力士を意識し「同学年に負けたくなかったので、なるべく早く上がろうという気持ちで頑張ってきた」と世代一番乗りを喜んだ。

 ◇豪ノ山 登輝(ごうのやま・とうき)本名・西川 登輝。1998年4月7日生まれ、大阪府寝屋川市出身の24歳。小学1年から寝屋川相撲連盟で相撲を始め、4年時に全日本小学生相撲優勝大会8強。6年時に全日本小学生相撲優勝大会8強。寝屋川九中3年時に全中8強。埼玉栄高3年時に全国高校金沢大会準優勝。中大3年時に全日本大学選抜宇和島大会3位、全国選抜大学社会人対抗九州大会優勝、全日本選手権8強。4年時に全国学生選手権準優勝。21年春場所、境川部屋に入門。三段目100枚目格付け出しで初土俵。1メートル76、150キロ。

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