西郷 米ツアー初出場で70をマークし日本勢トップ18位「凄く楽しくプレーできた」

2022年06月04日 02:30

ゴルフ

西郷 米ツアー初出場で70をマークし日本勢トップ18位「凄く楽しくプレーできた」
第1ラウンド、2番でティーショットを放つ西郷真央 Photo By 共同
 【米女子ゴルフツアー全米女子オープン第1日 ( 2022年6月2日    ノースカロライナ州パインニードルズGC=6638ヤード、パー71 )】 米ツアー初出場の西郷真央(20=島津製作所)が3バーディー、2ボギーの70にスコアをまとめ、小祝さくら(24=ニトリ)とともに日本勢最上位の18位で発進した。首位と6打差。国内ツアーで今季すでに5勝をマークし、日本で最も勢いのある20歳が女子ゴルファー世界No・1を決める舞台でも実力を発揮した。64をマークしたミナ・ハリガエ(32=米国)が単独首位に立った。
 メジャー挑戦はおろか、米ツアー参戦も初めて。それでも、西郷は「緊張は全くしていなくて」とはにかんだ。今季国内ツアー10戦5勝の実績に裏打ちされた好調ぶりをいかんなく発揮した、日本勢最上位発進。大舞台に臆することなく、むしろ楽しんでいる。

 「もう凄く楽しくプレーできました。すれ違うボランティアの方が“Hi”と声を掛けてくれて明るい気持ちでラウンドできて。初日にアンダーパーで回れて良かったなって」

 実力があるからこそ楽しめる。この日のポイントはティーショットだった。前夜に同組の金阿林(韓国)、サグストロム(スウェーデン)の情報をチェック。両者ともツアートップクラスの飛ばし屋だと知って「凄い組」と驚きつつ「自分のプレーに徹しよう」と力みを排除した。

 時には20ヤード置いていかれながらも、「フェアウエーを捉えるのを第一優先にマネジメント」。狭いホールでは7割の力感でスイング。その結果、フェアウエーキープ率は100%に達した。だからこそ、砲台の硬く締まったグリーンでいずれもパー4の11番で2メートル、6番で3メートルに第2打を寄せ、バーディーを奪うことができた。

 2週前の国内ツアー、ブリヂストン・レディースで5勝目を挙げて渡米。師事する尾崎将司からは「積み重ねてきたものを全力で出せるようしっかりやってこい」と激励を受けたという。その師匠から授かり、愛用する素振り棒2本とともに現地入り。この日も朝の練習場で振ってからラウンドに出た。

 昨年、同じ01年度生まれの笹生が制した世界最高峰の舞台で上々の滑り出しとなった。「(2日目は)午後スタートなのでコンディションも変わる。しっかり対応して全力で頑張りたいです」と、さらなる上位をにらむ。

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