【世界陸上】9位・松田瑞生に「ありがとう」 山中コーチ「競技への熱意が伝わってきた」

2022年07月19日 08:22

陸上

【世界陸上】9位・松田瑞生に「ありがとう」 山中コーチ「競技への熱意が伝わってきた」
女子マラソンで力走する松田瑞生 Photo By 代表撮影
 【陸上・世界陸上第4日 ( 2022年7月18日    米オレゴン州ユージン )】 女子マラソンは18日の第4日に行われ、一山麻緒(25=資生堂)と新谷仁美(34=積水化学)が新型コロナウイルスの陽性が確認されたため欠場となり、日本勢で唯一の出場となった松田瑞生(27=ダイハツ)は2時間23分49秒の9位と入賞にあと一歩届かなかった。
 レース後、松田を指導する山中美和子コーチが全体を振り返った。

 「前半はちょっとハイペースで、それに対応しようと必死に動かしていたので。その後は自分で120秒台をキープできていた。後半、上げていくところで世界と勝負するには物足りないところはあるけど、トータルとしてタイム的にも悪くない。走りきってくれて良かったなと安心しているところです」

 一山と新谷が欠場したことで、日本勢でただ1人、海外勢と走ることになった。入賞を逃したとはいえ、レース中盤から追い上げていく力走は見応えがあった。

 「正直、私は完走してくれたら十分だなと思っていた時もあったので。8位入賞に手が届くところまできたのは上出来だなと。彼女は納得していなかったですけど、十分、楽しませてもらったし、松田自身の競技への熱意が伝わってきたので“ありがとう”と言いました」

 東京五輪の出場権を逃し、補欠として出席した内定会見で泣いた。ようやく世界切符をつかんだ今大会では、自分の力不足に泣いた。涙を経て、松田はまた強くなる。

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