東京パラ女子マラソン金・道下 幻の世界新記録…伴走者が先にゴールし無念の規定違反

2022年10月17日 04:25

マラソン

東京パラ女子マラソン金・道下 幻の世界新記録…伴走者が先にゴールし無念の規定違反
第1回東京レガシーハーフマラソンでゴールした、視覚障害女子の道下美里。伴走者が先にゴールしたため失格となった Photo By 共同
 東京レガシーハーフマラソンは16日に第1回大会が国立競技場で行われ、東京パラリンピック女子マラソン(視覚障がいT12)金メダルの道下美里(45=三井住友海上)が世界新記録相当の1時間23分34秒を出したが、伴走者が先にゴールする規定違反で無念の失格となった。男子は村山謙太(29=旭化成)が1時間2分14秒で日本勢トップ9位、女子は山口遥(35=AC・KITA)が1時間10分35秒で同トップの3位だった。
 道下の世界新は幻となった。昨夏の東京でも伴走した志田淳さんが複数のフィニッシュラインに混乱し、道下よりも先にゴール。これが規定違反となった。通常ならトラック外側にゴール地点が設定されるが、この日はゴールテープを張った内側に誘導された。志田さんは大会側に改善を申し入れた上で「私の責任」と謝り、道下は「こういうこともある」と切り替えた。主催者は「選手側から抗議はなかった。ルールに照らして公正に判断された」とのコメントを出した。

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