丸山城志郎 意地の優勝も喜びなし「負けてもおかしくなかった」柔道GS東京大会

2022年12月04日 20:42

柔道

丸山城志郎 意地の優勝も喜びなし「負けてもおかしくなかった」柔道GS東京大会
男子66キロ級決勝 服部辰成(奥)を下し優勝した丸山城志郎 Photo By 共同
 【柔道グランドスラム東京大会最終日 ( 2022年12月4日    東京体育館 )】 男子66キロ級は丸山城志郎(ミキハウス)が5試合を勝ち抜き、大阪開催だった18年以来の優勝を果たした。10月の世界選手権を制した東京五輪金メダルの阿部一二三(パーク24)が不在の中、最大のライバルが面目を保った。
 世界選手権では決勝で阿部に敗戦。帰国後も「なかなか気持ちが上がらなかった」という丸山はこの日も本調子を欠いた。田中龍馬との準々決勝では相手が放った変形の袖釣り込み腰に“死に体”となり技ありを奪われたかにみられたが、相手がヘッドダイブしたとして反則負け。九死に一生を得ると、準決勝、決勝と粘って勝利した。

 試合後は優勝の喜びはなく、「今日は負けてもおかしくない試合がいくつもあった。0点に近いくらい」とまるで敗者のように落ち込んだ表情で振り返った丸山。24年パリ五輪代表争いで阿部との差は詰められなかったが、「選ばれたら世界一を目指して頑張るだけ」と来年の世界選手権での巻き返しを誓った。

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