大阪芸大・古賀華実 大学で取り戻した楽しさ 29日大阪国際女子で初マラソン「いつか日の丸背負いたい」
2023年01月25日 06:00
マラソン
山梨学院高3年時に左足首を疲労骨折。1年間近く走れず、陸上に嫌気が差した。辞めようとも考えていた夏、縁があって大阪芸大女子駅伝部の中瀬洋一監督と出会って翻意した。「この人のもとなら、陸上が好きな気持ちを取り戻せるかな」。08年10月に同監督が就任し、今では全国の駅伝大会でも常連校となった大阪芸大への進学を決めた。
7歳まで過ごした生まれ故郷の大阪では寮生活。画家やデザイナーなどを輩出する大学で初等芸術教育学科に在籍し、小学校の教育実習にも行くなど学業とスポーツを両立してきた。個々にも対応してメニューを組んでくれる中瀬監督のもと、自分なりに練習も工夫。タイムを伸ばすとともに1年早く3年時から主将を務め、昨年度の関西学生ハーフマラソンで1時間13分46秒をマークして8位に入った。
以前の将来設計なら、大学を最後に競技生活から離れ、小学校の先生として陸上の指導者を目指すつもりだった。だが、自主性を持って4年間を過ごしてきた中で「まだまだ走るのが好き。社会人になっても陸上を続けたい」という思いがわき上がってきた。卒業後は埼玉医科大に就職し、全日本実業団対抗女子駅伝などにも出場する同グループ女子駅伝部に所属する。
「いつか日の丸を背負いたい。大学に入ってから、後輩がユニバーシアードに選ばれたりして、誰にでもチャンスは平等なんだなと。それをつかめるかどうかは自分次第。チャレンジして、小学生のときに思い描いた夢をかなえたい」
小学4年の頃、日産スタジアムで開かれたイベントに参加。一緒に走ってくれたのがシドニー五輪女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さんで、楽しそうに走る姿に憧れて陸上を本格的に始めた。大学生活で取り戻した「楽しむ」気持ちを胸に、大阪の42・195キロを駆ける。
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