馬場 新パターが奏功!強気パットで粘った4位キープ 5差も「最後まで楽しみたい」

2023年03月19日 04:33

ゴルフ

馬場 新パターが奏功!強気パットで粘った4位キープ 5差も「最後まで楽しみたい」
9番、グリーン奥からリカバリーショットを放つ馬場咲希(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアーTポイント×ENEOS第2日 ( 2023年3月18日    鹿児島県 鹿児島高牧CC=6419ヤード、パー72 )】 昨年の全米女子アマ選手権覇者で4位から出たアマチュアの馬場咲希(17=代々木高2年)は3バーディー、1ボギーの70で回り、通算8アンダーで首位と5打差の4位とV戦線に踏みとどまった。今季から使用する新パターで終盤16、17番で連続バーディーを奪う粘りが光った。上田桃子(36=ZOZO)が通算13アンダーで単独首位に立った。
 馬場は両手を胸にあてホッとした笑顔を見せた。16番で返しの2・5メートル、17番では4メートルを、いずれも強めのパットで沈めて連続バーディーとした。序盤から「気持ち的に打てない感じ」が続いたが、オーバー覚悟で打った15番のパーパットが「壁ドン」で決まり、吹っ切れたと言う。

 新パターに魂を込めた。今季からシャフト位置をセンターからヒールに変えた。従来のパターは円を描くイメージができず「外側に上げてしまう悪い癖が出ていた」と言う。新パターは打感も抜群だった。キャディーを務める父・哲也さんのアドバイスに耳を傾けながら終盤のチャージで望みをつないだ。

 首位と5打差の4位で迎える最終日。「プロの試合で上位で戦えていることがうれしい。最後まで楽しみたい」と気負いはない。オフの強化で280ヤードを超す1Wの飛距離が戻り、高い球で硬いグリーンも点で捉えることができる。そこに強気のパターが加われば…。ツアー史上8人目のアマVへ、馬場がV戦線に生き残った。

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