JT吉原知子監督 久光に敗れて9年間の監督生活に幕 黒鷲旗で準々決勝敗退 「考える時間を作りたい」

2024年05月04日 15:44

バレーボール

JT吉原知子監督 久光に敗れて9年間の監督生活に幕 黒鷲旗で準々決勝敗退 「考える時間を作りたい」
<久光・JT>作戦タイムをとるJTベンチ(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【第72回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会第4日 女子準々決勝   JT1―3久光 ( 2024年5月4日    Asueアリーナ大阪 )】 久光がJTに25―21、25―22、30―32、25―17の3―1で勝利した。5日の準決勝ではデンソーと対戦する。
 15年から9年間率いたJTを契約満了により、5月末で退部すると発表されていた吉原知子監督(54)は試合後、「サーブが良くなかった。相手にいい状態で攻撃されてしまった」と第3セットでつかみかけた流れを逃した試合を総括した。

 現役時代は主将を務めたアテネ大会など3度の五輪を経験。指導者としても19~20年シーズンからリーグ2連覇を果たし、全日本選手権などのタイトル獲得に導いた。

 今季のV1ではレギュラーラウンド全勝で、プレーオフ決勝でNECに敗れた。9年間を振り返って、「足りなかったと思う部分が多い。きょうも負けているし」と苦笑い。ケガでメンバーがそろわなかったり、若いメンバーばかりだったりとチーム状況が整わない状況は当然あるが、「どうやって前を向いて戦わせるか。トッププレーヤーは最後まで闘志を燃やして戦う。これでよかった。というのはない」と辛口採点だった。ただ、筑波大から入部した大山遼(22)がアタックでチーム最多16得点と活躍した。「どんどん自信を付けて成長してほしい」と期待を語ることも忘れなかった。

 自身の今後については「現役の時からずっとやらせてもらってきた。ゆっくり考える時間を作りたい」と明言を避けた。一方で、「常に学ぶ姿勢がないと。学ぶことをやめないことが大事かなと思う。人生って一生学ぶことと思っている」とも語った。コートへ戻ってくる日を見据えての言葉とも受け取れた。

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