7人制ラグビー・植田和磨 近大入学後に急成長、24年パリ五輪「意識するようになった」
2023年03月29日 07:00
ラグビー
「代表に入るのは初めてでした。世界レベルを知ることができたし、3トライのうち2つは15人制のWTBらしさを出せた。持ち味はアピールできたかなと思う」
大学でのプレーに重点を置いているため、継続して代表活動には加われていない。だが、今後はタイミングを見て招集される可能性があり「うまく時期が合うならチャレンジしたい」と意欲を示している。
関西の名門、報徳学園高では1年時から背番号11を背負った。明石市にある実家から片道約1時間半をかけて通学。ウエートトレに時間を費やすにも制限があり、思うように体は大きくならず、近畿のトレセンなどにも選ばれなかった。
変わったのは、熱心に誘ってくれた近大に入学してから。練習場まで自転車に乗って10分の距離にある寮に住み「人間力もすさまじかった」という3学年上の福山竜斗(現リーグワン1部・相模原)に感化された。1日5食に加え、寮内にあるウエートトレの器具で徹底的に体を鍛える。入学時に70キロだった体重が、現在は15キロ増えて85キロに。50メートル6秒2のスピードを維持したまま、巧みに間合いを取るランに力強さが加わった。
1年生だった21年度に関西大学Aリーグでトライ王に輝き、昨季はランキング3位。2季連続でベストフィフティーンに選出され、SDSで日本代表として戦った。4月からは3年生となり、目標に据えるのは「今年こそ関西制覇。そして大学選手権ベスト4」。その先にあるパリ五輪に関しても「セブンズの代表で海外に行かせてもらって、意識するようになった」と言う。
「小さい頃から“プロになりたい”、“日本代表になりたい”と言ってきたけど、ここ(近大)に来てから現実的になってきた」
すでにリーグワンのチームも注目する20歳には、さらなる飛躍の予感が漂う。
おすすめテーマ
2023年03月29日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
馬場咲希「お祭りを全力で楽しんでいきたい」29日開幕オーガスタ女子アマ
-
【マラソン】引退発言の松田瑞生に瀬古利彦氏「40歳までいこう!」説得も「却下です」
-
【マラソン】JMCシリーズ王者の其田健也「強くなる道を選んだ」世界選手権&MGCで
-
【マラソン】引退視野の松田瑞生「最後まで挑戦して後悔ない競技人生を」世界選手権&MGC連戦覚悟
-
ウォリアーズが20点差を逆転 西7位から6位に再浮上 カリーは3P8本で39得点
-
男子ゴルフ選手会 JGTOとのパイプ役を起用へ 小田孔明副会長が明かす
-
前回大会覇者・香妻陣一朗「複数回優勝したい」男子ゴルフ開幕戦東建ホームメイト・カップ前日
-
金谷拓実 2年ぶり国内ツアー開幕戦「優勝目指して頑張ります」
-
序二段・電山が引退 かつて「右肩上り」を名乗った珍名力士 計7人が新たに引退を発表
-
藤青雲と時疾風が新十両昇進 ともに学生相撲出身期待の若手 千代栄の関取復帰も決定
-
7人制ラグビー・植田和磨 近大入学後に急成長、24年パリ五輪「意識するようになった」
-
ロシア、ベラルーシ「個人資格で出場」 IOCが国際競技連盟に「中立」選手で出場させるよう勧告
-
男子・白川、女子・飯田 ともに「70」でトップ
-
浅田真央さん企画リンク 「世界一」の施設目標
-
蝉川泰果、プロ1勝へ…負傷は問題なし 30日東建ホームメイト・カップ開幕