リーグワン浦安SHグレイグ・レイドローが現役引退を発表 ラグビー元スコットランド代表主将

2023年04月26日 11:41

ラグビー

リーグワン浦安SHグレイグ・レイドローが現役引退を発表 ラグビー元スコットランド代表主将
グレイグ・レイドロー Photo By スポニチ
 ラグビー元スコットランド代表主将で、リーグワン2部で優勝した浦安のSHグレイグ・レイドロー(37)が26日、今季限りで現役引退すると自身のインスタグラムで発表した。
 イングランド・プレミアシップのグロスター、フランス1部のクレルモンなどでプレーし、各国を渡り歩いてきたベテラン。代表通算76キャップを誇り、15、19年W杯に連続出場した。

 トップリーグ時代だった20年に当時のNTTコムに加入。チーム再編後の浦安となった今季も、レギュラーシーズン6試合、順位決定戦2試合に出場していた。

 また、チームの若手へも積極的にアドバイスするなど精神的支柱でもあった。同じSHで23歳の飯沼蓮主将にはプレーや精神面で助言。ファンの間ではコンビ名“レンドロー”の愛称が親しまれた。

 ▽レイドローがチーム公式サイトで発表したコメントは以下の通り。

 日本でラグビーをプレーすることは、最も素晴らしい経験でした。日本の文化は素晴らしく、私の子供たちがここで成長し、新しい言語を学びそして異なる生活環境に適応していく姿を見ることは、決して当たり前のことではありません。

 私たち家族はもう少し日本にいるつもりですが、しかし、ここでついに引退することを決めました。

 夢にまで見ていたラグビー選手となり、そしてその経験から学んだことを今度は指導者として引き継ぐ時が来たのです。

 選手としてのキャリアを通して、自分を常に追い込んできました。新しい経験をしてきました。絶えず異文化に身を置きそしてその文化を学んできました。チームとしてどう機能していのくか、どのようにしてチームメイトの素晴らしい力を最大限に引き出せるのかを探し出すことを私は常に楽しんできました。

 そして、これらからもこのようなことを発展させていきたいと思っています。プレッシャー下でのパフォーマンスそしてリーダーシップの面で本当に強いスキルを身につけました。この
2つの分野において、私は最も学びそして魅了されてきました。

 私の夢そしてその夢と共にいることを許し、サポートし続けてくれた妻のレイチェルそして子供達をはじめ、様々な人々に選手として感謝申しあげます。私の選手としての旅を支えてくださった全ての方に、心から感謝申しあげ、そして私の次のステージも応援くださることを願っております。

 ◇グレイグ・レイドロー 1985年10月12日生まれ、英エディンバラ出身の37歳。07年に地元クラブのエディンバラでプロキャリアをスタートし、20年シーズンまで仏クレルモンに所属。10年11月のニュージーランド戦でスコットランド代表デビューし、通算76キャップ。主将として出場した39試合は同国代表歴代最多、通算714得点は同歴代2位。ポジションはSH。1メートル76、80キロ。

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