【体操】“限定出場”杉原愛子、床運動で決勝進出「楽しみながら演技できた」本格復帰も視野

2023年06月10日 17:09

体操

【体操】“限定出場”杉原愛子、床運動で決勝進出「楽しみながら演技できた」本格復帰も視野
<第77回全日本体操種目別選手権>女子床運動の予選で演技する杉原(撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 【体操・全日本種目別選手権第1日 ( 2023年6月10日    東京・国立代々木競技場 )】 予選が行われ、女子床運動では、16年リオデジャネイロ、21年東京と五輪2大会連続出場で昨年6月に競技生活に一区切りをつけた杉原愛子(23=武庫川女子大)が12・966点の3位で11日の決勝に進んだ。日本協会の強化本部、審判本部による映像審査で床運動の出場資格を得ていた。
 「007&NA」の音楽に合わせながら、観客に手拍子をあおるパフォーマンスも見せ、大きなミスなくまとめた。「1年ぶりの大会でめっちゃ緊張はあったけど、それ以上に楽しさの方が大きかった。楽しみながら演技できた。ファンの皆様に手拍子をいただけて感謝の気持ちでいっぱい」と話した。

 4月の全日本選手権、5月のNHK杯でリポーターを務め「楽しそうやな、出たいな」と思いが再燃。母からの「出てほしい」という言葉も後押しとなり、出場を決めた。コーチ業やエキシビション出演、審判などをこなしており「体は動いて準備していた」という。決勝に駒を進め「一番の目標をクリアできた。決勝で自分らしい演技したい」と笑顔で語り「ベテランらしく味が出ているところを見てほしい」と呼びかけた。

 今大会だけの“限定出場”のはずだったが、9月の全日本シニア選手権にエントリー済みで4種目に挑戦する意向。本格復帰については「(コーチ業などとの)二刀流という形で現実化させていきたい気持ちも芽生えた。視野に入れてなくはない」と明かし「一番は自分の体操を見てほしい。体操界を盛り上げて、普及もできたら」と語った。

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