車いすテニス小田凱人が史上最年少優勝! 世界1位も確定「僕がさらに大きいスポーツニしていく」

2023年06月10日 20:11

テニス

車いすテニス小田凱人が史上最年少優勝! 世界1位も確定「僕がさらに大きいスポーツニしていく」
四大大会史上最年少制覇を果たした17歳の小田凱人(AP) Photo By AP
 【テニス全仏オープン第14日 ( 2023年6月10日    パリ・ローランギャロス )】 車いすの部の男子シングルス決勝で、第2シードの小田凱人(17=東海理化)が第1シードのアルフィー・ヒューエット(25=英国)に6―1、6―4で快勝して、初優勝を果たした。
 17歳1カ月2日での優勝はこの種目の4大大会最年少記録。史上最年少で世界ランキング1位に就くことも確定した。これまでの4大大会の最年少優勝は17年全仏オープンを19歳で制したヒューエット。小田は過去1勝6敗、3連敗中だった宿敵を破り、2つの最年少記録を打ち立てた。

 快挙を達成すると、小田は両手を突き上げた。その後は手で顔を覆い涙。コート上での優勝インタビューでは「これから僕が(車いすテニスを)もっともっと盛り上げて、さらに大きいスポーツにしていく」と宣言した。1月に世界ランキング1位のまま現役引退した国枝慎吾氏(39)がラケットを置いてから、わずか半年後。再び日本人が世界一の座に就いた。

 今大会に集中するため、前哨戦の出場を回避。滑りやすく独特の技術が必要となるクレーコートに向けてチェアワークの強化に時間を割き、車いすのタイヤも溝の深いものに変更した。渡欧前には前回王者の国枝氏とも一緒に練習。ヒューエット対策に悩んでいたが「そんなに考えすぎなくていいんじゃないの?」と助言を受け、強打が武器の自身のスタイルを貫くことを決め、勝利につなげた。

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