今すぐできる“夏冷え解消エクササイズ”、肩こり・首こり解消も[理学療法士が解説]
2023年08月09日 09:00
今年はいつもより一層暑すぎる夏……しかし、一歩室内に入ったらクーラーでキンキンに冷えて、冷えから肩こりや首こりが悪化したなんていう人もいらっしゃるでしょう。
そこで、整体師の上田祐輝が教えてくれる「夏冷え解消エクササイズ」をいくつかご紹介します。
肩こり首こりもケア! 夏冷え解消エクササイズ①
- 床にあぐらの姿勢で座る
- 頭を左に傾けようとする時、左手で反発するように傾けた頭を押さえ、頭と手で押し合う
- ②の首や肩の筋肉に力が入った状態で5秒キープし、力を抜く(画像1参照)
- ②~③を、右も同様に2セットずつ行う
- 頭を前に傾けようとする時、手で反発するように頭を後ろへ押す
- ⑤の状態のまま、頭と手で押し合った状態で5秒キープし、力を抜く(画像3参照)
- ⑤~⑥を、2セット行う
- 上を見るように頭を後ろに倒そうとする時、手を頭の後ろで組んで倒れてきた頭を前に押しあった状態で5秒キープ(画像4参照)
- 5秒後、力を抜く
- ⑧~⑨も、2セット行う
すべて終えると、首や肩周りの筋肉の力が抜けるため、首や肩が回しやすくなります。筋肉は、最大収縮した後に弛緩するようになっています。このエクササイズをすることで、肩こりや首こりの解消を狙えます。
夏冷え解消エクササイズ②
- 床にあぐらで座る(椅子に座わるのでも可)
- 脇の角度が直角になるように腕を上げ、肘も直角に曲げる
- ②の状態で、肘の位置を保ったまま、肘を軸に前腕(肘から手首までの部分)を前後に振る
- ②~③を30回行う
- ②の状態で手のひらを上に向けたまま、ゆっくりと腕を下ろす
肩周りから体が温まり、自然と姿勢が良くなります。肩こりや首こりを解消しながら血流も良くなるため、体も温めることができます。
※肩に痛みや持病のある方は、エクササイズを控えるか無理のない範囲で行ってください。
足冷え改善! 夏冷え解消エクササイズ③
- 肩幅に足を開いて立つ
- かかとをゆっくり上げて、ゆっくり下すエクササイズを30回行う
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、ふくらはぎの筋肉は血液を心臓に戻し循環を良くする働きがあります。ここをしっかり働かせるようにしましょう。
エクササイズで夏冷えを解消しましょう
冷房の効いた室内にいると、夏冷えは起きやすいですが、汗を拭いたり上着を羽織ったりする以外にセルフケアでも起こりにくくすることができます。気象庁は今後、全国の広い範囲で「10年に1度程度」の猛烈な暑さになると予報しています。だからこそ、寒暖差に気をつけて夏を楽しんでいきたいですね。
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エクササイズ監修者
理学療法士 上田 祐輝
株式会社心と体サプライズ 代表取締役として、福井県福井市を拠点に整体業を行い、寝たきりの方から体型に悩む方までカラダに悩みのある方4,000名以上に施術している。高校卒業後、カナダに留学し、フリースタイルスキーを中心にウインタースポーツのオリンピック選手たちと一緒に練習に励み、アスリートとしてカナダのスキー大会で優勝するなどの実績を残す。帰国後、スポーツの経験を活かして、理学療法士の資格を取得。解剖学・生理学・運動学などを通して人体のことを幅広く学び、病院勤務後に独立開業。
<Text:編集部>