瀬古利彦リーダー「負けてたまるか、なにクソ大作戦!」発令 名古屋ウィメンズでも日本新期待

2024年02月15日 14:25

マラソン

瀬古利彦リーダー「負けてたまるか、なにクソ大作戦!」発令 名古屋ウィメンズでも日本新期待
瀬古利彦日本陸連ロードランニングコミッションリーダー Photo By スポニチ
 パリ五輪選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ」を兼ねて3月10日に行われる名古屋ウィメンズマラソンの招待選手発表会見が15日、名古屋市内で行われた。
 MGC3位の細田あい(エディオン)や東京五輪代表の鈴木亜由子(JP日本郵政グループ)、23年世界選手権代表の加世田梨花(ダイハツ)、東京五輪1万メートル代表の安藤友香(ワコール)らがエントリー。パリ五輪ラスト1枠へラストチャンスとなる。

 会見に出席した日本陸連の瀬古利彦・ロードランニングコミッション・リーダーは「1月の大阪国際女子では、前田穂南選手が見事に日本記録(2時間18分59秒)を出してくれた。19年ぶりで、ずっと女子が低迷というか記録がいつ出るのかと思っていた。女子のレベルがどんどん上がるきっかけをつくってくれた」と改めて語り「目標ははっきりした。曖昧な記録ではありません。2時間18分59秒。それを切らないと五輪にいけない」と熱弁した。

 さらに「全員が日本記録を出せる。ぜひチャレンジしていただいて、五輪をつかむ思いが一番強い人が前田選手の記録を破れると思う」と選手たちに期待を寄せ、箱根駅伝で優勝した青学大を引き合いに「原(晋)監督にならって大作戦をつくらないといけないと思って…。負けてたまるか、なにくそ大作戦!それで選手の皆さん頑張ってください」と声を張り上げた。

 パリ五輪切符は昨年10月のMGC1、2位の鈴木優花(第一生命グループ)、一山麻緒(資生堂)が確保。残り1枠は、1月の大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒の日本新記録を樹立した前田穂南(天満屋)が最有力となっている。名古屋ウィメンズに出場する選手は、前田の日本記録を上回り、かつ日本勢最上位に入る必要がある。

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